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ECB利下げ見送りか、時期見極め-英中銀も据え置きの公算

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は引き下げ余地が限られる利下げという手段を使う時期かどうか見極 める必要がある。

ユーロ圏のインフレ率はECBが物価安定の目安とする水準の半分 未満に低下し、失業率は1999年の通貨ユーロ導入以来で最も高い水準に ある。こうした状況は景気浮揚に向けた措置にECBが動く根拠を裏付 けるものだが、政策金利はあと2回の0.25ポイントの利下げでゼロにな る。それはドラギ総裁に利下げを控えさせ得る一つの縛りで、ブルーム バーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査でも7日の定例政策委員 会での利下げを予想しているのは70人中3人にすぎない。

ECBの伝統的手段が底を突けば、マイナスの中銀預金金利などと いった未踏の領域に向かうリスクがある。政策委員会は物価動向を見極 めるまで、決定を先送りすることを選ぶもようだ。

ジェフリーズ・インターナショナル(ロンドン)の欧州担当シニア エコノミスト、マーシェル・アレクサンドロビッチ氏は「政策金利が下 限のゼロに達していないことで、次はどうするかという本当に難しい問 題をドラギ総裁は回避できる」とし、ECBは「無理をせず静観姿勢で いることが可能で、景気回復が停滞した場合のみ行動することを選択で きる」と語った。同氏はECBが当面、政策金利を据え置くと予想して いる。

ECBによる政策金利の発表はフランクフルト時間午後1時45分 (日本時間同9時45分)。ドラギ総裁がその45分後に記者会見に臨む。

ブルームバーグ調査によると、イングランド銀行(英中央銀行)も 同日、政策金利を過去最低の0.5%に据え置き、資産購入枠を3750億ポ ンド(約59兆5000億円)に維持する見通し。

原題:Draghi Weighs Whether Rate Cuts Too Valuable to Use as ECB Meets(抜粋)

--取材協力:Stefan Riecher、Alessandro Speciale. Editors: Paul Gordon, John Fraher

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