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米国株:ダウ平均は最高値更新-当局が緩和継続に前向き姿勢

6日の米国株は上昇。ダウ工業株30 種平均は最高値を更新した。景気の弱さは緩和策の継続を正当化すると の見解を金融政策当局が示した。今週発表される実質国内総生産 (GDP)や雇用統計を控え、投資家は様子見の展開を続けている。

マイクロソフトは上昇。野村ホールディングスがマイクロソフトは 新たな最高経営責任者(CEO)の下で採算の取れないコンシューマー 事業から撤退する可能性があると指摘したことが好感された。アパレル ブランドのラルフ・ローレンも高い。売上高予想の下限レンジを引き上 げたほか、四半期増配も買い材料だった。

一方、電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは下落。 7-9月(第3四半期)の販売台数が一部予想を下回ったことが嫌気さ れた。

S&P500種株価指数は0.4%上げて1770.49。ダウ工業株30種平均 は128.66ドル(0.8%)高の15746.88ドルと、10月29日に記録したこれ までの終値ベースでの最高値15680.35ドルを上回った。

モトリー・フール・アセット・マネジメント(バージニア州)のビ ル・マン最高投資責任者(CIO)は「金融当局はリスクを取った行動 に報いるという姿勢を示した」と述べ、「緩和策の方向が反転するまで 相場は高値を更新し続けるだろう」と続けた。

S&P500種は年初から24%上昇しており、年間ベースでは2003年 以来最高になる勢いだ。

金融政策当局の見解

米連邦準備制度理事会(FRB)のイングリッシュ金融政策局長 は、失業率が6.5%を上回る状況では、利上げしない戦略が効果的な刺 激を提供しており、その基準を引き下げることも有効である可能性があ ると分析。ウィルコックス調査統計局長は別の報告書で、米国経済の弱 さは「極めて緩和的な金融政策」が必要だと述べた。

ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジャ ン・ハッチウス氏は5日の顧客向けリポートで2つの調査報告に言及 し、「連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラルファンド(FF) 金利誘導目標を引き上げる基準となる失業率を6.5%から引き下げる可 能性をかなり高める」と述べた。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した9月の米景気先 行指標総合指数(LEI)は前月比0.7%上昇した。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は0.6%上昇だった。

GDPと雇用統計予想

ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値によると、7 日に発表される7-9月(第3四半期)の実質GDPは前期比年率2% 増が見込まれている。前四半期は2.5%増だった。8日に発表される10 月の雇用統計では12万人の雇用増が見込まれている。

ブルームバーグのデータによると、S&P500種構成銘柄でこれま でに四半期決算を発表した423社のうち75%がアナリスト予想を上回る 利益となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、同 株価指数構成銘柄の第3四半期の利益は4.1%増となっている。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日4.5%低下して12.68だった。VIXは年初からは30% 低下している。

S&P500種のセクター別(全10業種)は8指数が上昇。消費財株 や公益事業株が特に上昇した。

マイクロソフトが高い

マイクロソフトは4.2%高。野村のアナリスト、リック・シャーラ ンド氏はマイクロソフトの株価目標を40ドルから45ドルに引き上げた。

ラルフ・ローレンは5.5%高。同社は通期の増収率を5%超とみて いるが、従来予想では4%以上となっていた。同社はまた四半期配当を 1株当たり40セントから45セントに引き上げた。

テスラは15%急落。同社の発表資料によると、セダン「モデルS」 の7-9月期の販売台数は約5500台。バークレイズの自動車アナリス ト、ブライアン・ジョンソン氏は5820台、ドイツ銀行のダン・ガルベス 氏は5850台を予想していた。

原題:U.S. Stocks Climb, Lifting Dow to Record, Amid Fed Speculation(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh、Nick Taborek. Editors: Jeremy Herron, Jeff Sutherland

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