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米経済のたるみが景気刺激策を正当化-FRBの局長らが報告書

米連邦準備制度理事会(FRB)に よる失業率押し下げを目指す政策は効果的であり、経済のたるみのレベ ルを考えれば、緩和スタンスは妥当だとFRBの局長らが2つの調査報 告書で指摘した。

FRBのイングリッシュ金融政策局長は、失業率が6.5%を上回る 状況では、利上げしない戦略が効果的な刺激を提供しており、その基準 を引き下げることも有効である可能性があると分析。ウィルコックス調 査統計局長は別の報告書で、インフレ期待が抑制された状況では経済の たるみが緩和策を正当化するとの認識を示した。

これらの報告書は、月間850億ドル(約8兆3900億円)の債券購入 策の縮小時期をめぐる議論が行われる中で、連邦公開市場委員会 (FOMC)向けの説明資料や金融政策の選択肢の草案を作成する FRB上級スタッフの見解を示している。報告書は、7日からワシント ンで開催される2日間の会議に先立って国際通貨基金(IMF)のウェ ブサイトに掲載された。

ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジャ ン・ハッチウス氏は5日の顧客向けリポートで2つの調査報告に言及 し、「FOMCがフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を引き上げ る基準となる失業率を6.5%から引き下げる可能性をかなり高める」と した上で、量的緩和の最初の縮小の前あるいは「同時」にそのような動 きが起きるとの見方を示した。

原題:U.S. Economy Slack Justifies Stimulus, Top Fed Staff Papers Show(抜粋)

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