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洪水や干ばつで中国のトウモロコシ収穫減か-供給過剰緩和も

中国のトウモロコシ収穫高が4年ぶ りに減少する見通しだ。同国最大の産地である黒竜江省が洪水、5番目 の産地である河南省が干ばつに、それぞれ見舞われたことが要因。米国 の生産高は過去最高水準に達しており、中国の収穫高の減少は世界的な 供給過剰の緩和につながる可能性がある。

スイスの産物検定会社SGSによると、中国のトウモロコシ生産高 は3.2%減少し1億9910万トンとなる見込み。同社はブルームバーグの 委託により9月と10月の収穫期に主産地7カ所で302回にわたる聞き取 り調査を実施した。中国国家穀物・油糧種子情報センターは4.6%増の 2億1500万トン、米農務省は2.1%増の2億1000万トンと推計してい る。

収穫高の減少に加えトウモロコシの指標価格が昨年付けた過去最高 値から約50%下落していることから、中国の実需業者による輸入は、中 国政府が設定している年間割り当ての上限である720万トンに達する見 通しだ。

オーストラリアのコモンウェルス銀行の商品ストラテジスト、ルー ク・マシューズ氏は「中国の生産高に関する現在の見通しの一部は間違 っているとの見方があるのは明らかだ」と指摘。「市場が中国のトウモ ロコシ生産高を多く見積もっており、輸入量が市場の従来予想を上回れ ば、世界の穀物価格は上昇傾向を示すだろう」と述べた。

原題:Floods to Drought Seen Curbing China’s Corn Harvest: Commodities(抜粋)

--William Bi, 取材協力:Jeff Wilson. Editors: Brett Miller, Sungwoo Park

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