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EU統計局がスペインを緊急調査-財政データめぐり懸念

欧州連合(EU)統計局は9月にス ペインに職員を臨時派遣した。同国財政データの信頼性をめぐる懸念が 高まっていることが背景。

EU統計局(ユーロスタット)のティム・アレン報道官の電子メー ルによると、緊急問題に対応するための手続きである臨時訪問を同局が 命じたのは、同国の自治州当局が2011年に累積していた未払いの請求全 てを報告しておらず、自治州当局者が勧告に従っているかどうかを精査 するため。訪問時にはバレンシアとマドリード両州の当局者との会合が 持たれた。

ラホイ首相は自治州の歳出抑制がスペインの景気回復の柱になって いると表明している。同国の経済成長率は7-9月期に約2年ぶりにプ ラスとなった。財政赤字は2009年に国内総生産(GDP)比3%を超え て以来、EUの目標を達成できない状態が続いている。

スペイン予算相の報道官は、会合の課題および内容は非公開だとし て、政府はユーロスタットの訪問についてコメントしないと述べた。バ レンシア州の報道官によると、同州と同国監査当局の当局者は9月にマ ドリードでユーロスタット代表団と会合を開いた。

加盟国の経済統計に関する検査を少なくとも2回実施したユーロス タットは今年4月、同国の統計に関する懸念を提起。9月の再訪問は深 刻度がさらに増していることを示している。ユーロスタットのウェブペ ージによると、臨時訪問は統計作成時のデータの質や手法に関する緊急 問題が発生した際に実施される。

原題:EU Probes Spanish Officials as Concerns on Budget Data Escalate(抜粋)

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