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米国株:小幅反落、GDPや雇用統計前で様子見の展開が続く

5日の米国株は小幅反落。週内に発 表される実質国内総生産(GDP)や雇用統計を控えてこの日も様子見 の展開が続いた。

住宅建設株は下落。JPモルガン・チェースがD.R.ホートンの 受注の伸びはアナリスト予想を下回る可能性があると指摘した。デルフ ァイ・オートモーティブも下落。利益予想のレンジを縮小したことが影 響した。医療機関運営テネット・ヘルスケアは利益予想がアナリストの 見通しを下回ったことが嫌気され下落した。

S&P500種株価指数は0.3%下げて1762.97。ダウ工業株30種平均 は20.90ドル(0.1%)安の15618.22ドル。

ビンガム・オズボーン・アンド・スカーボローのプリンシパル、コ リーン・サプラン氏は「市場は今、困惑している。先行きを予想するこ とは難しい。雇用がさらに安定して経済をけん引することが望ましいの だが、労働市場が健全であれば金融当局はより早期の緩和策縮小にもっ と自信を持つことになるだろう。市場はやや不安定な動きになりそう だ」と述べた。

S&P500は前日0.4%上昇。石油のエクソンモービルや鉄鋼のUS スチールを中心に資源株が上昇した。10月29日には最高値の1771.95を 記録した。

欧州の成長見通し

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、ユーロ圏 の2014年成長率予想を引き下げ、失業率見通しを上方修正した。景気が 勢いを増すのは難しいとみられる。

米供給管理協会(ISM)が発表した10月の非製造業総合景況指数 は55.4と、前月の54.4から上昇した。同指数で50は活動の拡大と縮小の 境目を示す。

リッチモンド連銀のラッカー総裁は来年の経済成長率を2%と予想 し、新たな成長源は見当たらないとの見解を示した。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値によると、7 日に発表される7-9月(第3四半期)の実質GDPは前期比年率2% 増が見込まれている。前四半期は2.5%増だった。

8日に発表される10月の雇用統計では12万5000人の雇用増が見込ま れている。

ブルームバーグのデータによると、S&P500種構成銘柄でこれま でに四半期決算を発表した404社のうち75%がアナリスト予想を上回る 利益となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、同 株価指数構成銘柄の第3四半期の利益は4.1%増となっている。

ボラティリティが上昇

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)はこの日2.6%上昇して13.27だった。VIXは年初から は26%低下している。

S&P500種のセクター別(全10業種)は8指数が下落。通信サー ビス株やエネルギー株が大きく下げた。

S&P住宅建設株指数は1.8%安。構成する11銘柄のうち10銘柄が 下落した。JPモルガンのアナリスト、マイケル・ロート氏はD.R. ホートンの四半期受注の伸び率は同氏の予想を下回る可能性があると指 摘した。D.R.ホートンはこの日2.2%安。

デルファイは5.2%安。同社は今年の1株当たり利益の予想レンジ を4.25-4.35ドルに縮小。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想 平均は4.41ドルだった。

テネットは8.8%安。同社第4四半期(10-12月)の業績予想はア ナリスト予想を下回った。患者の受け入れが減速した。

原題:U.S. Stocks Decline as Investors Await GDP, Employment Reports(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh. Editors: Jeff Sutherland, 山広 恒 夫

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