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NY外為:ドルが7週ぶり高値付近-非製造業景況指数に反応

ニューヨーク外国為替市場ではドル が堅調な展開。主要10通貨のバスケットに対して一時7週ぶり高水準付 近に上昇した。非製造業の景況指数が市場予想を上回ったことで、金融 当局が債券購入プログラムを縮小するとの観測が強まった。

ユーロは円に対して値下がり。欧州中央銀行(ECB)のアスムセ ン理事はユーロ圏の景気回復が依然として極めて弱々しいとの認識を示 した。ECBは今週、金融政策決定会合を開く。円は主要16通貨の大半 に対して値上がり。日本銀行の黒田東彦総裁がデフレ克服への取り組み が功を奏しつつあるとの認識を示したことが手掛かり。またブラジル・ レアルは主要通貨全てに対して値下がりした。

みずほフィナンシャルグループの米為替セールス責任者、ファビア ン・エリアソン氏は電話取材でドルについて、「米供給管理協会 (ISM)非製造業景況指数がそこそこ良かったことから堅調さを維持 した」と分析。「全般的に市場は若干ドルに前向きな見方を示した」と 続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドル相場を反 映するブルームバーグ米ドル指数は前日比0.3%上昇の1015.99。一 時1016.64を付けた。前日には1017と、9月18日以来の高水準を付けて いた。

円は対ユーロで0.4%上げて1ユーロ=132円72銭。一時132円37銭 と、10月10日以来の高値に上昇した。円は対ドルでは0.1%上昇の1ド ル=98円50銭。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.3474ドル。

レアルはドルに対し9月11日以来の安値に下落。ブラジル中銀のト ンビニ総裁はインフレに対して政策当局者らは「特に警戒」する必要が あるとの認識を示した。レアルは1.9%安の1ドル=2.2890レアル。一 時2.2939レアルを付けた。

インフレ期待

日銀の黒田総裁は5日、大阪での記者会見で、インフレ期待が徐々 に上昇しているとの認識を示した。また量的・質的金融緩和の出口政策 について「現時点で具体的な議論を行うのは時期尚早」だと指摘した。

ゲイン・キャピタル・グループのシニア為替ストラテジスト、エリ ック・ビロリア氏は「楽観的な見通しを示したことで、現時点では追加 緩和の可能性が低いことを市場に示唆した可能性があり、それは円にと ってはポジティブだ」と分析した。

ブルームバーグ相関加重指数によれば、ユーロは過去1週間 で1.4%下落と、先進10カ国の通貨中でスウェーデン・クローナに次い で2番目に低いパフォーマンスとなっている。ドルと円はそれぞ れ0.7%上げた。

ECB政策見通し

ソシエテ・ジェネラルのシニア為替ストラテジスト、セバスチャ ン・ゲーリー氏(ニューヨーク在勤)はECBについて、「タカ派に対 する利下げ圧力が強まりつつある」と述べた。ECBは7日に政策決定 を発表する。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)や英ロイヤル・バンク・オブ・ スコットランド・グループ(RBS)、スイスのUBSはここ1週間 に、ECBが7日の会合で現在0.5%としている政策金利を引き下げる と予想している。ブルームバーグがエコノミスト70人を対象に実施した 調査では、上記3社のエコノミストを除く67人が据え置きを見込んでい る。

原題:Dollar at Almost 7-Week High as Service Industries Top Forecasts(抜粋)

--取材協力:Lucy Meakin. Editors: Kenneth Pringle, Greg Storey

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