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日産自株が急落、今期利益予想を従来比で15%下方修正

今期(2014年3月期)業績予想を下 方修正した日産自動車の株価が急落。5日午前に一時、2011年3月以来 の下落率となった。

株価は5日午前に一時、前週末比12%安の850円まで下落。日産は 1日の決算発表で、今期純利益予想を従来計画の4200億円から15%下方 修正して3550億円とした。ロシアなど新興国販売の減速、リコール費 用、新興国の通貨変動などが響いた。ブルームバーグ・データが集計し たアナリスト18人の予想平均4403億円を下回った。

アドバンストリサーチジャパンの遠藤功治アナリストは、下方修正 が予想以上に大きく、印象としては非常に悪いと指摘した。

新興国が減速する今期の世界販売(小売り)計画は、従来の530万 台から前期比5.8%増の520万台に下方修正。このうち日本は5.1%増、 米国が13%増、全体の約4分の1を占める中国は7%増の一方で、ロシ アは6.8%減などとした。

今期は大規模なリコールが相次いだ。5月には、かじ取り装置の不 具合で「マーチ」など2車種、約26万4000台のリコールを国土交通省に 届け出ており、対象車は世界で約84万1000台となった。9月には、加速 装置の不具合で「セレナ」など計5車種、約76万5000台のリコールを届 け出て、対象車は世界で約91万台に達した。

日産は決算発表と同時に役員体制変更を発表。カルロス・ゴーン最 高経営責任者(CEO)は会見で、体制変更は若返りの一環と指摘、中 期経営計画達成に向けて自信に揺らぎはないと強調した。日産は同日付 の役員体制変更で、最高執行責任者(COO)ポストを廃止し、チー フ・コンペティティブ・オフィサーなど3つの役職を新設。グループ全 体の事業運営の効率化を促進することにした。

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