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麻生金融相「みずほの対応十分検証」-3メガバンク検査開始

金融庁は5日午前、みずほフィナン シャルグループなど3メガ金融グループに対する一斉検査を開始した。 暴力団との取引を排除するための法令順守体制が整っているかなどにつ いて重点的に調べる。麻生太郎金融相は、特に「みずほ銀行については 提出された業務改善計画の十分性について検証する」と言及した。

麻生金融相は同日午前の閣議後会見で、検査の目的について「法令 順守や危機管理など3メガに共通する検討項目についての取り組み状況 を横断的に検証する」と説明した。金融庁はみずほFGに加え、三菱 UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループの 持ち株会社と傘下の主要行に立ち入り、詳しく調べる。

今回の一斉検査は、みずほ銀の信販会社との提携ローンで反社会的 勢力との取引が2年以上放置されていたことなどを受けて実施する。ま た麻生氏は、みずほが取引に関する情報把握は担当役員止まりだったと 事実と異なる報告をしたことについて「はなはだ望ましくない話で、そ の点は十分に検証していく」と追加的な検証を行う方針を示した。

金融庁は9月27日、みずほ銀に対して暴力団向け融資問題で業務改 善命令を発令。しかし、みずほFGの佐藤康博社長はその後、改善命令 の前提となった金融庁検査への報告が事実と違っていたと公表した。同 庁はみずほ銀、みずほFGに追加報告を求め、みずほは責任の所在や再 発防止策などを含む業務改善計画を10月28日に提出した。

みずほ銀の問題融資はオリエントコーポレーションが審査や保証を 担当する提携ローンで発生した。オリコなど信販会社を所管する茂木敏 充経済産業相は5日の閣議後会見で、提携ローンを扱う全信販会社に対 し割賦販売法に基づき報告を求めたことを明らかにし、反社会的勢力排 除への取り組みなど法令順守体制の把握に乗り出した。

--取材協力:氏兼敬子. Editors: 平野和, 持田譲二

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