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パナマ運河拡張、LNG貿易地図塗り替える-対日輸出加速へ

拡張したパナマ運河が2015年に開通 すると、同運河を利用して年間計1200万トンの液化天然ガス(LNG) の運搬が可能になる見通しだ。拡張工事は07年に着工され総事業費は52 億5000万ドル(現在のレートで約5200億円)。

運河当局によると、水路の全長は48マイル(約77キロメートル)で LNGタンカーは年間350回通航する見込み。米国からアジアへの運航 コストは長い航程に比べ24%減少すると予想されている。フェーンリ ー・コンサルタンツによれば、通航する船舶の半分が貨物を積載してい ると仮定して試算した1200万トンは、12年の世界のLNG貿易量の約 5%に当たる。

モルガン・スタンレーによると、シェール層からの天然ガス生産が 増えている米国は、拡張されたパナマ運河の最大の利用国になる見込 み。米国は20年までに世界第3位のLNG輸出国になるとみられてい る。米国のエネルギー自給率は過去27年間で最高の86%。パナマ運河を 通じ、日本へのLNG輸出が加速しそうだ。

フェーンリーのアナリスト、スベレ・ビョルン・スベニング氏は 「アジアの市場は巨大だ。大生産地の米国とパナマ運河によって、アジ アへの輸出が容易となり、市場へのLNG供給コストが削減される。こ んなことが起きるとは想像していなかった」と述べた。

原題:Panama Canal’s LNG Surprise to Redefine Trade in Fuel: Freight(抜粋)

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