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ゴールドマンやJPモルガンなど、SACと取引継続-関係者

ゴールドマン・サックス・グループ やJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ(BOA)など は、米ヘッジファンド運営会社SACキャピタル・アドバイザーズが、 インサイダー取引に関連する罪を認めることで米当局と合意した後も同 社との取引に引き続き応じている。

特定の顧客に関する情報であることを理由に複数の関係者が匿名を 条件に語ったところでは、モルガン・スタンレーを含むこれらの銀行 は、トレーディングやプライムブローカレッジのサービスをSACに引 き続き提供している。

資産家スティーブン・コーエン氏率いるSACは、1999年以降に数 億ドル規模の利益を不正に得ていたとされる問題を決着させるため、イ ンサイダー取引では過去最高となる18億ドル(約1800億円)を支払うこ とに同意した。

ゴールドマンの元パートナーで現在ニューヨーク大学スターン経営 大学院の教授(ファイナンス)を務めるロイ・スミス氏は「これらの銀 行はいずれも顧客が窮地に陥れば可能な限り支えると言う」と語った。

ウォール街の銀行は、最大のトレーディング顧客の1つである SACとの取引を継続した場合に評判や財務が打撃を受けるリスクを慎 重に検討している。SACは外部向けの資金運用をやめることに同意し たが、コーエン氏の私財約90億ドルの投資を続ける可能性がある。

死活問題

JPモルガンは先月、マネーロンダリング(資金洗浄)に関係する 可能性のある個人や外銀500行を含む一部顧客との取引をやめ、リスク を減らす方針を明らかにした。

ゴールドマンのロイド・ブランクファイン最高経営責任者 (CEO)は9月に米CNBCに対して、SACから資金を引き揚げれ ば同社が「消えてしまう」ことを理由にSACとの取引関係の維持を監 督当局が銀行に促したと発言。「SACは起訴されたが、有罪判決が下 ったわけではない。当社はSACに多額の資金を提供している。SAC が争っている起訴内容に基づいて全ての資金が引き揚げられれば、 SACにとって死活問題になる」と述べていた。

ゴールドマンとJPモルガン、モルガン・スタンレー、BOAの広 報担当者はいずれもコメントを控えている。

SACの広報担当ジョナサン・ガスサルター氏は電子メールで、 「不正を働いたのはごく一部の人々であり、それが過去21年間に当社で 勤務した誠実な男女3000人を代表するわけではない」と主張。SACが インサイダー取引を促したり、容認したりしたことは決してないと強調 した。

原題:Goldman Sachs to BofA Said to Trade With SAC After Plea Deal (2)(抜粋)

--取材協力:Patricia Hurtado、Laura Marcinek、Dawn Kopecki、Dakin Campbell. Editors: Peter Eichenbaum, Steven Crabill

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