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TOPIXは小幅に3日続落、日産自売られる-クボタは急伸

東京株式相場は、TOPIXが小幅 に3営業日続落。決算を受けた銘柄選別の色合いが濃く、通期業績計画 を減額した日産自動車が急落し、TOPIXの下落寄与度1位と全体の 足を引っ張った。一方、上期営業利益が従来計画から上振れたもようの クボタ、通期業績を増額したミネベアは急伸。

TOPIXの終値は前週末比0.45ポイント(0.04%)安 の1182.58、日経平均株価は23円80銭(0.2%)高の1万4225円37銭。

しんきんアセットマネジメント投信の山下智巳主任ファンドマネジ ャーは、足元の決算内容は良いが、「業績改善のモメンタムが低下する との見方が強まっており、投資妙味が薄れている」と指摘。政府の政策 や企業決算を含め、「先行きに対する期待感がなくなっていることを懸 念している」と話した。

東京市場が3連休中に発表された米国供給管理協会(ISM)の10 月の製造業総合景況指数、中国の10月の非製造業購買担当者指数 (PMI)が堅調な内容で、リスク資産選好の動きから4日のストック ス・ヨーロッパ600指数は2008年5月22日以来の高値、米国株は続伸し た。この流れを受けた連休明けの日本株も、朝方は幅広い業種に買いが 先行。ただ、午前の取引時間中に為替が円高に振れた影響や、業績低調 銘柄への売り圧力から徐々に失速し、TOPIX、日経平均ともマイナ ス転換。午後も前週末終値を挟んでもみ合った。

日産自は4月来安値

東証1部33業種はゴム製品、パルプ・紙、電気・ガス、鉄鋼、輸送 用機器、空運、金属製品など17業種が下落。ドル・円が朝方の1ドル =98円60銭付近から午前11時すぎに98円20銭台まで円高方向に振れ、ゴ ム、輸送用機器など相対的に輸出関連が弱かった。個別では、欧州や一 部新興国需要の低調などで、14年3月期営業利益計画を6100億円か ら4900億円に減額、ゴールドマン・サックス証券などが投資判断を下げ た日産自が4月2日以来の安値。未定としていた4-9月期配当を無配 としたNTN、4-9月期が営業減益だった日本ユニシスも売られた。

一方、石油・石炭製品、証券・商品先物取引、その他製品、海運、 水産・農林、情報・通信、サービス、その他金融など16業種は上昇。個 別では、主力の農業機械が大幅に伸び、4-9月の連結営業利益が前年 同期比8割増の1000億円と従来計画の780億円から上振れたもようのク ボタが大幅反発。14年3月期の営業利益計画を192億円から270億円に増 額したミネベアも急騰。午後1時に発表した4-9月期営業利益が前年 同期比82%増だった日本水産も高い。

東証1部の売買高は概算で26億2541万株、売買代金は2兆1364億 円、値上がり銘柄数は806、値下がり810。国内新興市場は、東証ジャス ダック指数が1.1%高の92.89と5営業日ぶりに反発、マザーズ指数 が3.5%高の863.79と続伸した。

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