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米ボストン連銀総裁:金融政策はしばらくの間刺激維持の必要

米ボストン連銀のローゼングレン総 裁は4日、労働市場が力強くなるまで連邦準備制度理事会(FRB)が 緩和政策を続けるべきだとの見解を明らかにした。

ローゼングレン総裁はボストンで講演し、「われわれが合理的に予 想される範囲で完全雇用を達成できるよう、金融政策はしばらくの間緩 和的であり続ける必要がありそうだ」との認識を示した。

同総裁はFRBが月間850億ドル(約8兆3800億円)の債券購入の 縮小を開始した後も、引き続き景気刺激を維持すると言明。「経済を抑 制するのではなく、実際には従来よりも小幅ながら景気刺激を続けるこ とになる」と指摘した。

バーナンキFRB議長は完全雇用への復帰を目指し、債券購入を通 じて長期金利の押し下げを図っており、ローゼングレン総裁も一貫して 債券購入策を支持してきた。9月の失業率は7.2%と、同総裁が達成可 能と主張する5.25%を2ポイント近く上回る水準だった。

同総裁は「改善した部分もあるものの、米経済は残念ながら課題を 抱えている」と指摘。「プラス面では、企業や家計のバランスシートが 改善し、株式や住宅価格の回復で消費パターンを再開する力が高まって いる。財政の逆風は幾分弱まる見通しで、一部の貿易相手国は回復の兆 しを見せつつある」と述べた。

政策金利に関しては、最終的に大規模な債券購入などの一部を終了 した段階でも、「完全雇用と2%のインフレ目標の達成に向けてさらに 大きく前進するまでは、短期金利を極めて低い水準に維持する必要があ るというのが私の意見だ」と語った。

同総裁は質疑応答で、緩慢な成長の根底にあるのは「構造的な話と いうよりも」むしろ需要の弱さだと指摘。雇用の鈍い伸びについては、 金融危機が労働参加率の変化を含めて労働市場にどう影響したかに関し て当局が引き続き解き明かそうとしている多数の難問の存在を映してい ると述べた。

原題:Rosengren Says Policy Should Be Stimulative for ‘Some Time’ (1)(抜粋)

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