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米国株:上昇、資源株が高い-GDP、雇用統計控え様子見

4日の米国株は上昇。石油のエクソ ンモービルや鉄鋼のUSスチールを中心に資源株が上昇した。今週は実 質国内総生産(GDP)や雇用統計が発表されるため、全般には様子見 の展開となった。

エクソンモービルは2.5%上昇した。ゴールドマン・サックス・グ ループによる業界判断の引き上げを材料にUSスチールやAKスチー ル・ホールディングが値上がりした。シリアルメーカー大手ケロッグ は0.7%上昇。4カ年のコスト節減計画の一環として、世界の従業員を 7%削減すると明らかにした。

一方、カナダのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカー、ブラ ックベリーは大幅下落。筆頭株主であるフェアファックス・ファイナン シャル・ホールディングスは、47億ドルでブラックベリーを買収する提 案を撤回した。

S&P500種株価指数は0.4%上昇の1767.93。ダウ工業株30種平均 は23.57ドル(0.2%)高の15639.12ドル。

PNCウェルス・マネジメントのジェームズ・ダニガン最高投資責 任者(CIO、フィラデルフィア在勤)は、「全般的に企業決算は良好 だ。バリュエーションは恐らく適正レンジ内と言えるだろう。年末のポ ートフォリオ調整に向け、株式市場は大幅な売りが出るというよりも堅 調が続きそうな勢いだ。何かしらの調整があるとしても、この環境では 短期的なものになるとみている」と述べた。

企業決算動向

ブルームバーグのデータによると、S&P500種構成銘柄でこれま でに四半期決算を発表した374社のうち76%がアナリスト予想を上回る 利益となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、同 株価指数構成銘柄の7-9月期の利益は4.1%増となっている。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500種の株価収 益率(PER)は16.8倍と、約3年ぶりの高水準に迫った。15年間の平 均値は19.3倍となっている。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値によると、7 日に発表される7-9月(第3四半期)の実質GDPは前期比年率2% 増が見込まれている。前四半期は2.5%増だった。

8日に発表される10月の雇用統計では12万5000人の雇用増が見込ま れている。

ケロッグが高い

S&P500種のセクター別(全10業種)はいずれも上昇した。US スチールは4.4%高。AKスチールは8.7%値上がりした。ゴールドマ ン・サックスはいずれの銘柄も株式投資判断を「売り」から「買い」に 引き上げた。また、米鉄鋼業界の判断を「中立」に上げた。

ケロッグは0.7%高。4日の発表によると、「プロジェクトK」と して知られる今回のプログラムにより、総額12億-14億ドルの税引き前 費用が発生する。

ブラックベリーは16%の大幅安。同社はトップ交代と転換社債発行 による10億ドルの出資を受ける。発表資料によると、フェアファックス はブラックベリーの買収ではなく、2億5000万ドルで同社の転換社債を 引き受ける。

新たな合意の一環として、ソーステン・ハインズ最高経営責任者 (CEO)は辞任する。元サイベースCEOのジョン・チェン氏が執行 会長に就任し、事業戦略を指揮する。

原題:U.S. Stocks Rise as Commodity Shares Rally Before GDP, Jobs Data(抜粋)

--取材協力:Alexis Xydias. Editors: Jeff Sutherland, 西前 明子

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