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スマホが救う命、iPhoneアプリを不整脈の患者に処方

心臓専門医のエリック・トポル氏が 昨年6月に国内線の飛行機で座席に座ったとたん、患者の1人から緊急 の電子メールが届いた。63歳の男性患者は動悸が激しいのでどうしたら 良いかと尋ねていた。

この患者はiPhone(アイフォーン)に心臓の働きを分析する アプリケーション(応用ソフト)を入れていた。99ドル(約9700円)の このアプリからデータを受け取ったトポル氏は、薬の量を増やすように という適切なアドバイスを与え、不整脈の一種である心房細動という危 険な症状にあった患者の気持ちを落ち着かせることができた。

「機内からインターネットに接続して良かった。そうでなければ患 者は長い時間、答えを待たされただろう」と、スクリップス・リサー チ・インスティチュート(米カリフォルニア州ラホーラ)のゲノミクス (ゲノム研究)教授のトポル氏は述べた。同氏はカーディアック・デザ インズ社(米ユタ州パークシティ)の「ECGチェック」というアプリ を患者に処方しているという。

かつては医者しか使うことのなかった心電図や血圧を測る機器が、 今は一般消費者のポケットに入っている。おかげで救急医療の世話にな らずに適切なケアを受けることも可能になった。食事や運動、体重を管 理するもっと簡単な「健康」アプリも多数あり、ドイツのコンサルタン ト会社、リサーチ2ガイダンスのリポートによるとこうした市場は2017 年までに推定260億ドル規模に成長が見込まれ、「医者いらず」の助け となる。

IMSインスティチュート・フォー・ヘルスケア・インフォマティ クスのエグゼクティブ・ディレクター、マレー・エイトケン氏によれ ば、「患者が自身の健康管理に深く関わるようになること」がこのよう なアプリの第一の効用だと医師らは考えている。

原題:I-Phone Apps for $99 Keep Patients Out of Emergency Room: Health(抜粋)

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