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NY外為:ユーロ上昇、製造業指数で6週ぶり安値から戻す

4日のニューヨーク外国為替市場で はユーロが対ドルで6週間ぶり安値から上昇。ユーロ圏の製造業景気指 数が4カ月連続の活動拡大を示したことが影響した。

ユーロは対円で3営業日ぶりに上昇。欧州中央銀行(ECB)が今 週の政策決定会合で利下げを見送るとの見方が背景にある。オーストラ リア・ドルは主要16通貨すべてに対して堅調。小売売上高の増加を好感 した。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は5日に政策会合を開く。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズの市場アナリ スト、ジョー・マニンボ氏(ワシントン在勤)は「ユーロ圏の製造業に 関する明るいデータが出てきた。投資家はこれをショートカバーの好機 ととらえた」と指摘。「今週の利下げ予想は少数派だ。しかし今週は利 下げがなくても、そう遠くない将来に金融緩和を決定する可能性は大き いだろう」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前週末比0.2% 高の1ユーロ=1.3514ドル。一時は9月18日以来の安値となる1.3442ド ルに下げた。対円では0.1%上昇して1ユーロ=133円25銭。前営業日ま での2日間では1.7%下げていた。ドルはこの日、対円で0.1%下げて1 ドル=98円60銭。

豪ドルは3営業日ぶりに上昇。9月の豪小売売上高は0.8%増加 し、ブルームバーグがまとめた予想中央値の0.4%増を上回った。

豪ドルは対米ドルで0.8%高の1豪ドル=95.10米ドル。1日に は94.22米ドルまで下げ、10月14日以来の安値を付けていた。

ユーロ圏製造業景気指数

英マークイット・エコノミクスが発表した10月のユーロ圏製造業景 気指数(改定値)は51.3と、前月の51.1から上昇し、速報値と一致し た。同指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。先週のユーロは、予想以 上に低いインフレ率を受けて軟調に推移していた。

BNPパリバの通貨ストラテジスト、バシーリ・セレブリアコフ氏 (ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、「今週は注目のECB会 合で大した材料が出てこないかもしれない」と指摘。「ECBが利下げ に踏み切らない場合、ユーロは対ドルで持ち直す可能性がある。しか し、そうなっても一時的なものだ」と続けた。

同氏は12月にECBが利下げを決定すると予想し、その場合はユー ロが年末までに1.32ドルに下げるだろうと述べた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト68人の調査で は、米バンク・オブ・アメリカ(BOA)と英ロイヤル・バンク・オ ブ・スコットランド・グループ(RBS)、スイスのUBSが今週の会 合でのECB利下げを予想。残りはいずれも据え置きとみている。 ECBが最後に利下げを実施したのは5月。政策金利を過去最低 の0.5%に設定した。

RSI指数

ブルームバーグがまとめたデータによると、ユーロは1ユーロ =1.3489ドルの50日移動平均を割り込んだ後、再びこれを上回る水準に 戻した。相対力指数(7日ベース)はこの日28.6。相場下落の勢いが薄 れつつある可能性を示唆する30を下回っている。1日には22を付けてい た。

米銀が決済機関デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング (DTCC)へ提出したデータをブルームバーグがまとめたところによ ると、この日の対ドルでのユーロのオプションの店頭取引出来高は100 億ドル。全体に占めるシェアは29%と最大だった。

対円でのドルのオプションは66億ドル。全体に占める比率は19%だ った。全体のオプション出来高は350億ドル。1日の390億ドルから減少 した。

原題:Euro Rises From 6-Week Low as Manufacturing Grows; Aussie Gains(抜粋)

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