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ソフトバンクが買収のスーパーセル、捨て身の日本市場進出

日本市場での拡大策を検討していた フィンランドのモバイルゲーム会社スーパーセルは、ゲームコンテンツ の拡充を図るソフトバンクに株式の51%を売却することでその足掛かり をつかんだ。同社のイルッカ・パーナネン最高経営責任者(CEO)が ブルームバーグ・ニュースのインタビューに答えた。

パーナネン氏は10月31日、東京で行われたインタビューで「今年の 初めから日本市場での拡大を狙っていた」ことを明らかにした。しか し、任天堂やソニーなど世界有数のゲームメーカーがしのぎを削る日本 への進出について「ヨーロッパではとんでもないことと思われていた」 という。そこで決断したのがソフトバンクへの身売りという捨て身の決 断だった。

ソフトバンクはスーパーセルについて、ゲーム子会社のガンホー・ オンライン・エンターテイメントと同様に「コンテンツ分野のけん引 役」と位置付けている。議決権付き株式の51%を15億3000万ドル (約1515億円)で取得したと1日に発表。スーパーセルの取締役には、 孫正義ソフトバンク社長らが就任する予定。

「基本的にゲームの市場はスマートフォンとタブレットに移ってい くと考えている」とパーナネン氏は分析。さらに「スマホとタブレット は他のプラットホームよりも便利だ。誰でもゲームで遊べ、最近は誰で も1つ持っている」と続けた。

スーパーセルは「クラッシュ・オブ・クラン」「ヘイ・デイ」の2 ゲームを、スマホやタブレット端末向けに提供している。ゲーム会社グ リーの推計によると、2012年に50億ドルだったスマホやタブレット向け のネイティブアプリゲーム市場は、16年には290億ドルまで成長する見 込み。同期間に日本市場は10億ドルから60億ドルまで伸びる。

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