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米国株(1日):反発、製造業指数の上昇や企業決算を材料視

米株式相場は反発。経済指標の改善 を背景に緩和縮小が懸念された一方で、企業業績に対する楽観が強まっ た。S&P500種株価指数は前日までの2日間、3週間ぶりに続落して いた。

太陽光発電パネルメーカーのファースト・ソーラーは急伸。同社の 7-9月(第3四半期)決算は利益がほぼ倍増した。一方、アメリカ ン・インターナショナル・グループ(AIG)は下落。損保部門の保険 料収入の減少が嫌気された。シェブロンも安い。同社の7-9月決算は 製油マージの低迷が影響し、利益が予想を下回った。

S&P500種株価指数は前日比5.10ポイント(0.3%)高の1761.64 で終了。一時は0.2%下落する場面もあった。週間ベースでは0.1%高で 4週連続上昇。ダウ工業株30種平均はこの日、69.80ドル(0.5%)上げ て15615.55ドルで終えた。

フィラデルフィア・トラストの最高投資責任者(CIO)、リチャ ード・シーシェル氏は電話インタビューで、「企業決算が市場を動かし ており、決算はこれまでのところ良好だ」と指摘。「経済成長は緩やか だが、正しい方向に進んでいる。株式市場の動きは株が最善の投資先で あるこを間違いなく示しており、この状況は政治の動向にも関わらず継 続する可能性がある」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、S&P500種構成銘柄でこれま でに7-9月期決算を発表した368社のうち75%がアナリスト予想を上 回る利益となった。売上高が予想を上回ったのは53%だった。ブルーム バーグがまとめたアナリスト予想によると、同株価指数構成銘柄の7- 9月期の利益は4.1%、売上高は2.9%それぞれ増加の見通し。

経済指標

株価はこの日、一時下落する場面もあった。製造業指数が改善を示 したことから、米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想よりも早期に 緩和縮小に踏み切るとの懸念が強まった。

米供給管理協会(ISM)の発表によると、10月の製造業総合景況 指数は市場予想を上回った。中国の製造業活動を示す政府の指数も10月 に上昇し、市場予想を上回った。

ペン・キャピタル・マネジメントのリサーチディレクター兼運用担 当者、エリック・グリーン氏は電話インタビューで「経済指標が改善し つつあり、緩和縮小が12月に始まるかもしれないとの警戒があるのは明 らかだ」と話した。

この日はS&P500種の業種別10指数中、7指数が上昇。工業や公 益株の上げが目立った。ボーイングは1.9%高と、ダウ30種平均の値上 がり率トップ。上場来高値を更新した。

ファースト・ソーラーは18%上昇。純利益は1億9500万ドル(1株 当たり1.94ドル)と前年同期の8790万ドル(同1ドル)から増加した。 アナリストの予想平均は1株利益83セントだった。

シェブロンやAIGは安い

シェブロンは1.6%安。7-9月期決算は製油マージンが大幅に落 ち込んだ。

AIGは6.5%安。7-9月(第3四半期)の損保部門の保険料収 入は前年同期比3.7%減の84億3000万ドル。純利益は21億7000万ドル (1株当たり1.46ドル)と、前年同期の18億6000万ドル(同1.13ドル) から増加した。

原題:U.S. Stocks Gain Amid Improving Factory Data, Corporate Earnings(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa、Nikolaj Gammeltoft. Editors: Jeremy Herron, Jeff Sutherland

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