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NY外為(1日):ユーロが5日続落、ECBの利下げ観測

1日のニューヨーク外国為替市場で はユーロが対ドルで5日続落。ユーロ圏で景気減速の兆候が示され、欧 州中央銀行(ECB)が来週にも利下げする可能性があるとの見方が強 まった。

ユーロは週間ベースで2012年7月以来で最大の下げ。前日発表され た統計によると、ユーロ圏のインフレは10月に予想外の減速、9月の失 業率は過去最悪となった。 ドルは対主要16通貨のうち14通貨で上昇。 米国の製造業景況指数は2年ぶりの高水準に上昇した。

バンク・オブ・ノバスコシアの為替戦略責任者、カミラ・サットン 氏(トロント在勤)はECBは「11月7日の会合後に発表する金融政策 は一段とハト派的になるだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは0.7%下げて1ユーロ =1.3487ドル。週間ベースでは2.3%安と、2012年7月6日終了週以降 で最大の下げだった。一時は1.3480ドルと、50日移動平均の1.3487ドル を下回った。ユーロは対円では前日比0.4%安の1ユーロ=133円08銭。 円は対ドルで0.3%安の1ドル=98円67銭。

JPモルガンG7ボラティリティ指数は8.12%と、10月15日以来の 高水準に上昇した。28日には7.48%と、今年に入ってからの最低をつけ ていた。年初来の平均は9.37%となっている。

ISMの製造業景況指数

米供給管理協会(ISM)の発表によると、10月の製造業総合景況 指数は56.4と、2011年4月以来の最高だった。ブルームバーグがまとめ たエコノミスト予想の中央値は55だった。同指数で50は活動の拡大と縮 小の境目を示す。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は10月29-30日に開催した定例 会合後に声明を発表し、毎月850億ドルの債券購入ペースを維持する方 針を示した。景気回復が続くことを示すさらなる証拠を待つ必要がある と判断した。

ブルームバーグ米ドル指数は6日続伸し、0.4%上昇の1015.69。一 時は9月18日以来で最高となる1016.58をつけた場面もあった。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が前日発表した10月の ユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.7%上昇。9月のイ ンフレ率は1.1%。ユーロスタットが発表した9月のユーロ圏失業率 は12.2%と、過去最悪だった。

利下げ予想

バンク・オブ・アメリカ(BOA)、UBS、ロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド(RBS)グループはそれぞれ、ECBが7日の 会合で利下げを実施するとみている。BNPパリバやソシエテ・ジェネ ラル、JPモルガン・チェースなどは12月の利下げを見込んでいる。

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース (CIBC)の外国為替戦略の責任者、ジェレミー・ストレッチ氏(ロ ンドン在勤)はユーロが1ユーロ=1.3450-1.3470ドルの下値支持線を 模索すると予想した。

ブルームバーグ相関加重指数によれば、ユーロは今週1%下落。構 成する先進国10通貨のうち、スウェーデン・クローナに次ぐ悪いパフォ ーマンスだった。一方、ドルは1.6%高、円は0.1%上昇した。

原題:Euro Weakens for Fifth Day on Bets ECB to Cut Rates; Rand Drops(抜粋)

--取材協力:Kristine Aquino、Mariko Ishikawa、Lucy Meakin. Editors: Greg Storey, Kenneth Pringle

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