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IMFもドイツの貿易黒字縮小訴え-輸出偏重批判で米に追随

国際通貨基金(IMF)は米財務省 に続いてドイツの貿易黒字を批判し、輸出好調は経済の健全性の表れと するメルケル独政権の主張に異議を唱えた。

ドイツは10月31日、同国の経常黒字に批判的な米財務省の報告書に 反論したが、IMFのリプトン筆頭副専務理事は、他のユーロ圏諸国の 貿易赤字縮小を支援するため、「適切な水準」に黒字を縮小するようメ ルケル政権に呼び掛けた。財務省報告書は欧州債務危機の際にドイツが 輸出重視の姿勢を取ったことを批判。内需喚起を怠ったことで欧州が苦 境から脱するのが遅れたとの分析を示した。

同副専務理事は10月31日夜にベルリンでの講演で、経常収支の不均 衡を「大幅に縮小することが有益だろう」と言明。ドイツの黒字が縮小 しない限り、他のユーロ圏諸国の過剰な赤字が減ることもあり得ないと の認識を表明した。

同副専務理事はまたドイツに対し、政策策定に当たり「世界レベル に視野を高める」よう促した。2012年の同国のモノとサービスの輸出額 は計1兆3600億ユーロ(約180兆円)超と世界3位だった。

リプトン副専務理事は、IMFがドイツに求めているのは「ビジネ スモデルの変更」ではなく、賃金の伸びと投資を促進することで、同国 の内需をよりバランスの取れたものとすることだと説明した。

原題:IMF Backs U.S. Treasury in Criticism of Merkel’s Export Policy(抜粋)

--取材協力:Tony Czuczka、Ian Katz、Kasia Klimasinska. Editors: Leon Mangasarian, Eddie Buckle

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