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日本株続落、ソニーなど決算失望銘柄下げきつい-円高も響く

東京株式相場は続落した。決算低調 銘柄への売り圧力が強まり、通期業績計画を減額したソニーが半年ぶり の安値を付け、TOPIXの下落率寄与度トップ。三井化学やリコーの 下げもきつい。対ユーロを中心とした為替の円高推移も嫌気され、業種 では海運やその他金融、鉄鋼、ゴム製品など幅広く売られた。

TOPIXの終値は前日比11.23ポイント(0.9%)安の1183.03、 日経平均株価は126円37銭(0.9%)安の1万4201円57銭。

ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真最高経営責任者 (CEO)は、中間決算では上方修正が相次ぐことが期待されていた が、「コマツやソニーなど悪い企業も混在している」と指摘。新興国経 済の成長鈍化の影響が大きく、「最終的に日本企業の今期業績は、期初 の会社計画を下振れる可能性が高い」との認識を示した。

前日の欧米株は高安まちまちとなるなど、海外発の手掛かり材料に 乏しい中、この日の日本株は反発して取引を開始。ただ、取引時間中に 為替が円高方向への動きを強めたほか、3連休を前に積極的な買いも見 送られたことで徐々に値を崩した。日経平均は先物主導で午後の開始早 々、一時200円以上安くなった。

きょうの為替市場では、ユーロ・円が一時1ユーロ=132円61銭 と10月11日以来の円高水準に振れた。前日の東京株式市場終了時は134 円72銭だった。ユーロ圏の消費者物価指数の低下を受け、欧州中央銀行 (ECB)による追加緩和への期待感の高まりが背景にある。ドル・円 も一時1ドル=97円81銭と、午前の98円20-30銭台からは円高方向で取 引された。

ソニー5月来の安値、リコー1000円割れ

東証1部33業種は海運、その他金融、電気・ガス、証券・商品先物 取引、保険、陸運、倉庫・運輸、鉄鋼、ゴム、卸売など29業種が下落。 決算を受けた銘柄選別の動きも強まり、デジタルカメラやパソコン市場 の低調が響き、2014年3月期の連結営業利益見通しを2300億円から1700 億円に減額したソニーが10%以上下げ、5月2日以来の安値を付けた。 同利益計画を従来比で減額したナブテスコや三井化学、NTTデータも 下落。4-9月期営業利益が従来計画を下回ったリコーは、4月以来 の1000円割れとなった。

一方、石油・石炭製品、ガラス・土石製品など4業種は上昇。個別 では、4-9月期の連結純利益が前年同期比84%増の3949億円と市場予 想を上回ったソフトバンクが高い。ソニーと明暗を分けた格好で、パナ ソニックは上昇。自動車や住宅分野の伸びで、14年3月期の連結営業利 益見通しを2500億円から市場予想を上回る2700億円に増額、ドイツ証券 などが強気の投資判断を継続した。通期計画を上方修正したセイコーエ プソンはストップ高。

東証1部の売買高は概算で27億2707万株、売買代金は2兆2448億 円、値上がり銘柄数は230、値下がり1467。国内新興市場は、東証ジャ スダック指数が0.4%安の91.92と4日続落、マザーズ指数は1.7%高 の834.37と反発した。

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