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米オラクル株主総会、エリソンCEOの報酬パッケージを否決

データベースソフトウエア最大手、 米オラクルの株主はラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)や他の 経営幹部の報酬パッケージを投票で否決した。報酬額が企業業績に見合 っていないとの議決権行使助言サービス会社の勧告に従った形だ。

オラクルは31日開いた年次株主総会で、全取締役の再任が投票で支 持されたと発表した。これはインスティテューショナル・シェアホルダ ー・サービシズ(ISS)の助言に反する結果となった。ISSはジェ フ・ヘンリー会長のほか、ブルース・チゼン、ジョージ・コンレーズ、 ナオミ・セリグメンの各氏ら7人の社外取締役の承認を差し控えるよう 勧告していた。

オラクルは同社の経営幹部の報酬を批判する労働組織「チェンジ・ ツー・ウィン」とも対立している。28日にはカリフォルニア州教職員退 職年金基金(CALSTRS)と英国のレイルペン(英国鉄道年金基 金)、オランダの年金基金PGGMが「オラクルの幹部報酬や取締役会 の適切な説明責任に深刻な懸念」を抱いているとの書簡をオラクル株主 宛てに送っていた。

カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)もオラクルの報 酬プランと取締役会報酬委員会の委員長を務めるチゼン氏に反対票を投 じると表明していた。株主が報酬パッケージを否決するのは2年連続。 ただ投票結果に拘束力はない。

オラクル取締役のマイケル・ボスキン氏は総会で「われわれは情報 を常に精査しており、今後もそうする」と述べる一方で、企業統治は良 好だとの認識を示した。

エリソンCEOは資産が387億ドル(約3兆8100億円)で、ブルー ムバーグ・ビリオネア指数で8位。ブルームバーグのデータによると、 同氏は今年、米国で最も高い報酬を得たCEOとなっている。

原題:Oracle Investors Reject CEO Ellison’s Pay at Annual Meeting (1)(抜粋)

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