きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

JT(2914):前日比3.7%高の3550円。本体の従業員の2割に当 たる1600人を来年度末めどに削減し、国内4工場を閉鎖する、ときょう 午前にNHKが関係者の話を基に伝えた。国内のたばこの生産態勢を縮 小する方針で、近く正式決定するという。みずほ証券では、同報道 は2014年3月期営業利益に対して約3%の押し上げ効果があるポジティ ブな内容という第一印象だと分析した。

大和証券グループ本社(8601):3.8%高の908円。4-9月経常利 益は前年同期比6.4倍の1081億円だった。中間配当は17円と、前年中間 実績3円からの増配を決議。クレディ・スイス証券では、7-9月経常 利益は4-6月比減益だが、株式市場低迷によってすでに減益は株価に 反映されていると分析。証券優遇税制の年末での終了に向け、株式や投 信の利益確定のための売買が増加する可能性があり、第3四半期業績に ポジティブとの見通しを示した。

明治海運(9115):6.5%高の443円。14年3月期営業利益予想を従 来の15億円から18億円に増額修正する、と30日午後1時に発表した。当 初の想定を上回る円安などを反映した。当初通期想定為替レートは1ド ル=90円としていたが、下期については1ドル=95円へ見直した。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):1万5000円 (19%)安の6万4700円とストップ安。1-9月営業利益は前年同期 比28倍の685億円だった。メリルリンチ日本証券では、7-9月の売上 高は前四半期比5%減収、営業利益は12%減益だったとし、増収増益が 期待されていたことからネガティブに受け止められる可能性があると指 摘。スマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」中心の単体収入 は10月が横ばいと想定されるとし、急伸した6月と8月からの反動減が きついと分析した。

タダノ(6395):16%高の1372円。14年3月期営業利益予想を従来 の155億円から前期比76%増の192億円へ上方修正した。上期(4-9 月)における国内の建設用クレーンなどの好調に加え、下期も中東・東 南アジアでの堅調な需要や国内の消費税前の駆け込み需要などを見込む ことが要因。

新日鉄住金(5401):2.7%安の331円。未定としていた14年3月期 純利益予想を2000億円と30日午後1時半に発表。ブルームバーグ・デー タによるアナリスト予想平均2320億円を下回った。同時に発表した4- 9月純利益は1156億円だった。

ソフトバンク(9984):2%高の7520円。4-9月営業利益は7000 億円を超え、前年同期比7割強増えてこの期間の過去最高を更新したよ うだ、と30日付の日本経済新聞朝刊が報じた。野村証券では、報道内容 ではウィルコム連結の評価益約1000億円を除くと、7-9月の国内事業 営業利益は2700億円を超えたことになると試算。一時的な評価益を除い た4-6月の2410億円に比べ、国内事業は好調に推移していると指摘し た。

ファナック(6954):2.4%安の1万5780円。4-9月営業利益は 前年同期比27%減の749億円だった。ゴールドマン・サックス証券で は、7-9月営業利益は市場想定線だとしながらも、決算内容以上に注 目される7-9月受注高は1015億円と、コンセンサスの1100億円弱に比 べて期待外れの感が強いと指摘。株式市場はこの受注高動向を嫌気する 可能性が高いとした。

オムロン(6645):6.1%高の3830円。14年3月期営業利益予想を 従来の580億円から650億円へ増額修正した。前期比では43%増まで増益 率が拡大する。第2四半期まで各事業とも好調に推移し、今後も景気回 復や為替の円安などが貢献することが要因。ブルームバーグ・データに よるアナリスト13人の予想平均値は634億円だった。

MonotaRO(3064):10%安の2356円。13年12月期営業利益 予想を従来比6.9%減の38億円に下方修正した。前期比では29%増へと 増益率が鈍化する。中小製造業を中心とした既存顧客の需要回復が想定 以上に低調であることが響く。

エクセディ(7278):19%高の2979円。14年3月期の連結営業利益 計画を前期比32%増の190億円と、従来の170億円から上方修正。円安効 果もあり、自動変速装置関連事業を中心に受注や売り上げが堅調なほ か、コスト削減も寄与する。

日本農薬(4997):11%高の1221円。野村証券は投資判断を「中 立」から「買い」に引き上げた。株価はチョウ目害虫用殺虫剤フルベン ジアミドの成長性を十分に織り込んでおらず、上昇余地が大きい、と説 明。目標株価の算出根拠をDCF(ディスカウントキャッシュフロー) 法から株価収益率(PER)に変更し、従来の790円から1500円に引き 上げた。

アドバンテスト(6857):7.1%安の1177円。4-9月営業損益 は80億円の赤字(前年同期は34億円の黒字)だった。ブルームバーグ・ データによるアナリスト3人の予想平均は23億円の赤字。クレディ・ス イス証券では、4-9期決算の印象は非常にネガティブだとして、事業 構造改革は一切行わない方針を示した経営陣にも失望したと指摘した。

小糸製作所(7276):5.5%安の1806円。4-9月営業利益は前年 同期比6.9%減の163億円となった。日本での減収が響いた。会社側で は14年3月期営業利益予想を従来の420億円から前期比6.2%増の400億 円へ減額修正した。

エンプラス(6961):5.6%安の5950円。4-9月営業利益は前年 同期比3.1倍の65億円だった、と30日午後2時に公表した。主力のオプ ト事業の改善が利益を押し上げた。ただ、営業利益の実績は、70億円と していた従来計画を7.2%下回った。14年3月期計画は130億円(前期 比2.9倍)で据え置いた。

ショーワ(7274):4.3%高の1394円。4-9月期の連結営業利益 は前年同期比47%増の108億円だった。インドネシアを中心に二輪・汎 用事業の売り上げが伸びたほか、四輪やステアリング事業も米国、タイ などで堅調だった。14年3月通期計画も200億円から前期比61%増の205 億円に上方修正した。

大末建設(1814):7.7%高の140円。4-9月営業損益は3億8000 万円の黒字(前年同期は4億円の赤字)だったもよう。従来予想は1 億5000万円の黒字だった。受注工事の利益が改善できたことに加え、一 般管理費の削減も利益を押し上げた。

能美防災(6744):6.8%高の959円。4-9月期の連結営業利益は 前年同期比2.6倍の17億円と、従来計画の9億円から上振れたもよう。 業務効率化による原価低減などが寄与する。

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