iPhone廉価版、ロシアで発売-欠点は高過ぎること

米アップルのスマートフォン(多機 能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の最新機種 が25日、ロシアで発売された。だがこの最新機種には大きな欠点があ る。値段が高過ぎるのだ。

アイフォーン投入から6年後の今、ロシアのスマホ市場におけるア ップルのシェアは8%前後にとどまっている。人口1億4300万人のロシ アで、一握りの富豪以外にとってアイフォーンは高過ぎる。韓国のサム スン電子は米グーグルの携帯端末向け基本ソフト「アンドロイド」を搭 載したより安価な製品で、ロシアでスマホ市場の半分以上を握ってい る。

アップルは今回、「世界中でさらに多くの顧客に使ってもらう」た め、初めて廉価版のアイフォーンを高価格機種と同時投入した。ロシア では廉価版の「5c」が上位機種の「5s」に比べ約160ドル(約1 万5500円)安いが、それでも約800ドルと、ロシア国民の平均月収とほ ぼ同じだ。

IDCのモスクワ在勤アナリスト、サイモン・ベーカー氏は、「ア ップルが本気でサムスンと競争するつもりなら、5cの価格をもっとも っと安く設定すべきだった。問題はアップルが何を望んでいるかだ。ス マホ市場で低価格化が進む中で本当に世界に浸透できる製品を提供して 市場シェアを維持したいのか、それとも最大限の利益を上げることを重 視するのかだ」と語った。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は7月に、アップルはロ シアでの同社のパフォーマンスに「本当に満足している」と述べてい た。同社の広報担当、べサン・ロイド氏(ロンドン在勤)はコメントを 控えた。

原題:Apple’s Russia Push May Fizzle on Price as IPhones Go Global (1)(抜粋)

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