オバマ米大統領は財政をめぐる共和 党との対決に勝利したが、これは歳出の優先度や移民法関連の提案に関 する共和党との今後の協議で成功することを保証するものではない。

オバマ大統領は数週間にわたりこう着した協議の最終段階で、医療 保険改革法に対する下院共和党の直接的な攻撃を回避し、政府債務上限 の無条件の引き上げを認めさせることができた。

政府機関閉鎖の事態に2回見舞われたクリントン政権下で議会ロビ イストを務めたパトリック・グリフィン氏は「大統領の勝利であること は明らかだ」と指摘した。

土壇場の合意でも財政政策をめぐる議会の根本的の対立は解消され ない。暫定予算は来年1月15日で失効する。共和党は依然として増税拒 否の姿勢を崩していない。民主党は増税がなければ社会保障給付を削減 しないと主張している。

クリントン政権と対立したギングリッジ元下院議長の首席補佐官を 務めたダン・マイヤー氏は「大きな問題はどれも実際には解決していな い」と述べた。

米上院は16日夜、債務上限の引き上げと政府機関閉鎖の解除に向け た妥協案を賛成81、反対18で可決。下院もその後、賛成285、反対144で 可決した。議会に移民法改正案や農業法案の可決を求め、「合理的な予 算」に関する作業に取り組むよう呼び掛けた。

大統領は「ここ数週間で失われた米国民からの信頼を取り戻す必要 があるなど、これからも多くの仕事がある」と述べ、協議こう着の教訓 を議員が学ぶことを期待すると語った。

原題:Obama’s Win in Debt Fight Won’t Secure Success for Future Agenda(抜粋)

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