ニューヨークの気温は上昇し2047年 以降は過去約150年間の平均気温に戻らないとの見通しが9日、科学誌 「ネイチャー」に掲載された研究論文で示された。

同研究によると、各年の平均気温が1860-2005年の平均を超える 「クライメート・デパーチャー(気候離脱)」が起きるのはインドネシ アのジャカルタとナイジェリアのラゴスで2029年、北京で46年、ロンド ンで56年と予想される。

同研究は、温暖化で絶滅に追い込まれる種が出るほか、食物供給が 危機に陥ったり病気がまん延したりする恐れがあるとして温暖化ガスの 排出削減の緊急性を訴えている。50年までには50億人が極端な気候に見 舞われ、移民や天然資源争奪が活発化し暴動や混乱のきっかけとなる可 能性があるという。

ハワイ大学マノア校の地理学者で研究報告の主要執筆者であるカミ ロ・モラ氏は「結果は衝撃的だ。想定に関係なく変化は間もなく起きる だろう。私の世代に、これまでなじんできた気候が過去のものになりそ うだ」との声明を発表した。

モラ氏は電話会議で記者団に「熱帯地域は世界の他地域に比べて15 年早く前例のない気温上昇を経験する見通しだ。われわれはこの研究を 開始した時には非常に保守的な見方をしていたが、こんなに早く変化の 一部が起きる可能性があるのはかなり意外だった」と述べた。

原題:New York Faces Climate Point of No Return in 2047, Report Says(抜粋)

--取材協力:Ehren Goossens. Editors: Will Wade, Stephen Cunningham

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