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ラスベガス運営大手が狙う日本のカジノ解禁-コナミ株急騰

米ラスベガスに本拠を置くラスベ ガス・サンズやウィン・リゾーツなど世界的なカジノ運営企業が、東京 で開かれた国際会議で日本進出に向けた具体的な投資計画を次々に明ら かにした。秋の臨時国会に向けてカジノ合法化法案の提出の動きもあ り、1兆円とも見られる新たな市場創出に向けて各社とも鼻息は荒い。

カジノ建設には「東京と大阪が理想的な場所」と言うのは、世界最 大の運営会社サンズ傘下でシンガポールのカジノリゾートを運営するジ ョージ・タナシジェビッチ氏。ライバルのウィンの開発部門を率いるガ マル・アジズ氏は「もし日本でカジノを建設するなら、40億ドル(3928 億円)以上」投資すると語る。各社とも日本での提携先を模索している ことを明らかにしながらも、詳細については控えた。

ラスベガスのシーザーズ・エンターテインメントの国際開発部門の スティーブン・タイト氏は、セガサミーホールディングス、コナミなど と協議に入っていることをインタビューで明かした。これを受け、両社 の株価は急騰。セガサミーが一時、今月9日以来となる前日比7.2%高 の2911円、コナミは5月14日以来となる12%高の2669円を付けた。

現在は国内で違法のカジノ。国際観光産業振興議員連盟(IR議 連、通称:カジノ議連)が2010年に超党派で発足し、震災復興や外国人 観光客増加などを旗印に法整備に向けて動き出していた。そこへ東京 が2020年夏季五輪の開催都市に決定したことを受け、急速に法制化の期 待が高まっている。

MGMリゾーツ・インターナショナルのビル・ホーンバックル社長 も東京と大阪へのカジノ建設に関心を示し、その際の投資は「数十億ド ル」に上ると語る。サンズのタナシジェビッチ氏は、日本はシンガポー ルをモデルにしてカジノリゾートを作ることを提案した上で、時期につ いては東京が五輪で世界中で取り上げられる20年までに、と注文を付け た。

日本企業も

ユニオン・ゲーミング・グループの主催で17日から始まった国際会 議は、19日までの日程で都内のホテルで開かれ、セガサミーやコナミな ど日本のゲーム機メーカーも参加企業に名を連ねた。

カジノ議連の会長で、自民党の細田博之幹事長代行は18日のインタ ビューで、カジノ合法化の法案について「いよいよ機は熟した」と述 べ、10月に召集予定の臨時国会に議員立法で提出した上で、来年の通常 国会で成立を目指す考えを示した。実際のカジノの開設には法成立から 5年かかる可能性があるという。

ユニオン・ゲーミングは、日本でカジノが解禁されれば、約1兆円 の市場規模になり、マカオに次いで世界2位の市場になる可能性がある と試算している。マカオでの昨年の売り上げは380億ドルで、ラスベガ スの6倍に上った。

ブルームバーグ・インダストリーズのアナリスト、ティム・クレイ グヘッド氏は、日本は中国からの旅行者により、カジノや高級品ショッ ピングの他にも、ビジネスセンターとして国際会議場や大型展示場とし ての需要も見込めるとしており、「全ては法案成立の成否にかかってい る」と語った。

セガサミーの広報担当、長谷川哲也氏とコナミの広報担当者はシー ザーズとの協議についてコメントを控えた。

--取材協力:広川高史、Isabel Reynolds. Editors: 宮澤祐介, 中川寛 之

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