NY原油(30日):続落、早期のシリア攻撃観測が後退

ニューヨーク原油先物相場は続落。 シリア攻撃が差し迫っているとの観測が後退し、供給障害が発生すると の懸念が弱まった。

英下院は29日夜、シリアへの軍事行動の原則承認を求めてキャメロ ン首相が提出した動議を否決した。オバマ政権が公表した分析評価を受 けて原油相場はもみ合った。分析には、諜報機関はシリアのアサド大統 領の軍が21日の攻撃で化学兵器を使用したと「強く確信」していると記 述された。国際エネルギー機関(IEA)は、世界の原油市場の供給は 十分にあり、備蓄の緊急放出は必要ないとの見解を示した。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の 市場調査ディレクター、アディソン・アームストロング氏は「英議会が シリアへの軍事介入承認を求める首相の動議を否決したことで、近い将 来の攻撃観測が後退した。供給障害が発生するとの懸念も弱まった」と 指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前日 比1.15ドル(1.1%)安の1バレル=107.65ドルで終了。週間で は1.2%、月間では2.5%それぞれ上昇した。9月2日はレーバーデーの 祝日で、通常取引はない。

原題:WTI Falls a Second Day on Speculation Syria Action Not Imminent(抜粋)

--取材協力:Grant Smith. Editor: Richard Stubbe

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