今日の国内市況(8月30日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反落、シリアや米金融政策にらみ-紙・パや資源が安い

東京株式相場は反落。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を めぐる不透明感やシリア情勢の動向に対する懸念がくすぶり、投資家の 買い手控え姿勢が強かった。鉱業や非鉄金属などの資源関連、パルプ・ 紙、その他製品を中心に幅広い業種に売りが広がった。

TOPIXの終値は前日比10.46ポイント(0.9%)安の1106.05、 日経平均株価は同70円85銭(0.5%)安の1万3388円86銭。

プルデンシャル・インベストメント・マネジメント・ジャパンの篠 原慎太郎株式運用部長は、「新たに景気見通しを変化させるような材料 に乏しく、投資家は買いを控えざるを得ない」と指摘。米国の量的緩和 縮小やシリア情勢の緊迫化などが重なり、「今後の相場展開に不透明感 が強い」と話す。

●債券反落、高値警戒感強まり午後に売り-朝方は月末需要で買い先行

債券相場は反落。月末にあたり、投資家による保有債券の年限長期 化需要を背景にした買いが先行したものの、午後にかけては高値警戒感 から売りが優勢となった。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は この日の相場について、「朝方は買いが先行し、足元で相場が強かった ので、やや調整の売りも出ている」と指摘。「もっとも海外債券市場に 比べて円債は底堅い印象。国内は需給環境が良く、ネガティブな材料が 出ない限り、あまり売りが出ない状況」と話していた。

現物債市場で、長期金利の指標となる新発10年物の329回債利回り は前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.705%と5月10日以来の低水 準で取引を開始。その後は、徐々に水準を切り上げ、一時1.5bp高

●ドル・円相場は98円台前半、シリア情勢など不透明要因で値動き限定

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=98円台前半で推移 した。シリア問題や米量的緩和の縮小時期をめぐる不透明感が根強い 中、ドルの値動きは限定的だった。

午後3時55分現在のドル・円相場は98円22銭前後。29日の海外市場 では4-6月の米実質国内総生産(GDP)が予想以上の上方修正とな ったことなどを手掛かりに、一時98円52銭までドル買いが進んだが、こ の日の東京市場では朝方に98円48銭を付けた後、一時98円08銭まで伸び 悩むなどややドルの上値が重い展開となった。

新生銀行執行役員で市場調査室長の政井貴子氏は、シリア問題をめ ぐっては「米国がどうするのかまだよく分からない」状況で、米量的緩 和の縮小時期についても「これだけ不確定要素が多い中で本当にわざわ ざ9月にやるのかというのも個人的には疑問に思う」と指摘。米国の債 務上限問題や日本の消費増税の行方といった不透明要因もある中で、9 月もドル・円はトレンドが出にくい状態が続く可能性が高いと話した。

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