ブラジル:4~6月は現政権下で最高の成長率か-継続は厳しい

ブラジルの4-6月(第2四半期) の経済成長率は、ルセフ政権下で最高の水準に達したもようだ。ただ、 ブラジル中央銀行が政策金利を引き上げ、通貨レアルが下落しているこ とから、こうした成長は持続不可能だとアナリストは予想している。

ブルームバーグがアナリスト44人を対象に実施した調査の予想中央 値では、4-6月期の国内総生産(GDP)は前期比0.9%増(年率換 算で3.6%増)と、2010年以降で最高の伸びが見込まれている。ただ、 インフレ率が引き続き目標を上回り、消費者信頼感が低下しているた め、ブラジル中銀の週間調査では13年の成長率予測が2.2%と、1月時 点の3.3%から下方修正されている。

ブラジル地理統計資料院(IBGE)はリオデジャネイロ時間30日 午前9時(日本時間午後9時)に4-6月期のGDP統計を発表する。

ブラジル中銀の元理事パウロ・ビエイラ・ダ・クーニャ氏は電話取 材に対し、「経済は減速しており、年末に向かって深い失意を味わうだ ろう」と指摘。「安易な解決策はない」と述べた。

イタウ・ウニバンコ・ホールディングのチーフエコノミスト、イラ ン・ゴールドファジャン氏は、ブラジル政府の努力が不十分だとみてい る。同氏はリオデジャネイロでのインタビューで「回復はしたが、残念 ながら持続しないだろう」と分析。7-9月(第3四半期)がゼロ成 長、10-12月(第4四半期)は最高で0.5%の成長にとどまり、13年通 年の成長率は2.1%と予想している。

原題:No Celebrating Rousseff’s Fastest Growth as Brazilian Real Melts(抜粋)

--取材協力:Joshua Goodman、Adriana Chiarini、Dominic carey、Daniel Grillo. Editors: Bill Faries, Andre Soliani

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