米FRBスタッフが規則順守せず-FOMC議事録の誤送信で

今年4月に米連邦公開市場委員会 (FOMC)議事録が誤って一部関係者に予定よりも早く送信された問 題で、米連邦準備制度理事会(FRB)の監察官は29日、2人のFRB スタッフが議事録の取り扱い方法に関する規則を順守していなかったと する内容の監査報告書を発表した。

FRBの議会連絡スタッフの1人、ブライアン・グロス氏は4月9 日、3月19-20日開催のFOMCの議事録をJPモルガン・チェース、 シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループを含む少なくとも 金融機関15社や議会スタッフ、業界団体などに正式な公表予定時刻の24 時間前に誤って送信。このためFRBは、一般への公表も10日午前9時 に5時間早める異例の措置を取った。報告書ではグロス氏の名前は明示 されていない。

FOMCが量的緩和縮小の開始時期を協議する中で、金融政策の方 向性や経済見通しに関する議論をまとめた同議事録は、FRBの資料の 中でも最も細かく吟味されているものの1つであり、誤送信問題をめぐ ってFRBの内部管理の在り方に疑問の声が上がった。

報告書は、議会連絡事務所内のFRBの広報担当アシスタント、特 別アシスタントのいずれも、FOMC情報の保全プログラムに従って議 事録を取り扱っていなかったと指摘。スタッフらが総合的な訓練を受け ていれば誤送信を防ぐ効果があったかもしれないとの見方を示した。

さらに、公的に入手可能な情報だけを議会連絡事務所の連絡リスト に送付する手続きを整えることや、公表システムにある資料のうち、ア クセスできる種類を制限することなどを勧告している。

原題:Fed Needs Better Control of FOMC Minutes Release, Report Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE