シリア報復能力は不透明-エリート部隊がカミカゼ特攻と脅しも

ヘーゲル米国防長官が対シリア軍事 行動の用意があると表明した翌日の28日、シリアのアサド大統領を支持 するウェブサイトは「イーグルス殉教航空隊」と呼ばれるエリート部隊 が「カミカゼ特攻」を準備していることを明らかにした。

さらにシリアの国営通信によると、ハラキー首相は今週、侵略行為 が行われれば、同国は「侵略者の墓場」になると発言。ムアレム外相は 同国の軍事力に世界は「驚く」ことになろうと述べた。

しかし、こうした大げさな発言とは裏腹に、実際に攻撃を受けた場 合にシリア軍に報復の意思と能力があるかどうかははっきりしない。2 年余り続いた内戦による疲弊や兵士の逃亡、予備部品の欠乏に苦しむア サド政権に本格的な反撃は難しいとみられるためだ。

カーネギー国際平和財団中東センター(ベイルート)のポール・サ ーレム所長は「報復はシリアの利益にならず、明確かつ有効な反撃の選 択肢もない。シリアは戦略上の観点からオバマ大統領が攻撃を仕掛け、 その後軍を引き揚げることを望むだろう」と指摘。アサド大統領は能力 で勝る強力な軍と戦う結果、国内で反政府勢力に対する優位を失う危険 を冒すよりは、限定的な攻撃を「耐え忍ぶ」ことを選ぶ可能性があると 分析した。

原題:Assad’s Scope to Retaliate for Strike Won’t Match Syrian Threats(抜粋)

--取材協力:Leon Mangasarian、Terry Atlas、Nayla Razzouk、Inal Ersan、Alaa Shahine. Editors: Andrew J. Barden, Karl Maier

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