任天堂株が3カ月ぶり日中下落率、「U」値下げ評価されず-東京市場

ゲーム機世界最大手、任天堂株が3 カ月ぶりの日中下落率を記録した。欧米市場での据え置き型ゲーム機 「Wii(ウィー) U」の値下げや、廉価版携帯ゲーム機「2DS」 投入が評価されていないようだ。

任天堂株は一時、前日比5.7%安の1万1160円となり、5月23日に 記録した8.1%以来の日中下落率となった。午前終値は同5.4%安の1 万1200円。これで3日続落。

同社は現地時間28日、米でUの販売価格を50ドル引き下げると発 表。発表資料によると、Uの販売価格は9月20日に299.99ドル(約2 万9300円)に値下げする。また携帯ゲーム機3DSの廉価版にあたる 「2DS」を、10月12日に129.99ドルで発売する。

任天堂広報担当の皆川恭広氏によると、Uの値下げと2DS発売は 欧米が中心で、国内では予定していない。Uの値下げは北米と欧州、2 DS投入は北米、欧州、豪州が対象。2DSでは、3DSソフトで遊ぶ ことができるが、3次元画像は表示できないなどの違いがある。

ソニーは11月に据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS) 4」、米マイクロソフトは「Xbox One(エックスボックス・ワ ン)」を年末商戦向けに発売する予定。値下げ後のUはPS4に比べ て100ドル、エックスボックス・ワンよりも200ドル安くなる。

ウィーUの発売は昨年の11月。しかし4-6月期の販売台数は、今 期(2014年3月期)目標の900万台に対し、1.8%しかない16万台と低迷 していた。

岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは、株価下落について「昨日 の流れを引き継いだ」と分析。「Uの値下げと2DSを市場は評価しな かった」と述べた。東海東京調査センターの角田佑介アナリストは、U の値下げの成否について、年末商戦の「結果次第」と話した。

--取材協力:藤村奈央子. Editors: 浅井秀樹, 淡路毅

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