インドネシア、経常赤字の抑制必要-利上げ後の通貨高維持で

インドネシア中央銀行が29日に緊急 利上げに踏み切ったことで、通貨ルピアは今週に入って初めて上昇し た。通貨高を維持するためには、同国は過去最大に膨らんだ経常赤字を 抑制する必要がある。

同中銀は29日に緊急の政策決定会合を開き、レファレンス金利を 7%と、従来の6.5%から引き上げた。預金ファシリティー金利 (FASBIレート)も0.5ポイント引き上げ5.25%とした。

マンディリ・セキュリタスの債券調査責任者、ハンディ・ユニアン ト氏はインタビューで、「利上げは成長減速という犠牲を伴うものの、 経常赤字対策としては具体性や即効性が高い」と指摘。「ただ、投資家 が本当に赤字が縮小したと自ら判断しない限り、その効果は一時的にと どまるだろう」と述べた。

インドネシアのほかブラジルやトルコ、インドも今月に入り自国通 貨下支え策を講じている。米国の金融緩和縮小観測を受け、新興市場の 資産が売られていることが背景だ。インドネシアの4-6月(第2四半 期)の経常赤字は過去最大となり、国内総生産(GDP)やインフレ指 標も予想より悪い結果となった。これを受け、株式相場が下落したほ か、ルピアは今週2009年4月以来の安値まで下落した。

原題:Indonesia Faces Rupiah Test After Rate Move on Record Deficit(抜粋)

--取材協力:Berni Moestafa、Neil Chatterjee、Andrew Janes. Editors: Stephanie Phang, Shamim Adam

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE