仏ルノーCOO、辞任決断前に自身の役割拡大を要求-関係者

辞意を表明したフランス自動車2位 ルノーのカルロス・タバレス最高執行責任者(COO)は、これに先立 つカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)との会談で、ルノーでの 自身の権限拡大を要求していたことが分かった。

事情をよく知る匿名の関係者2人が明らかにした。今週行われた両 者の会談でゴーン氏は、タバレス氏の要求をはねつけた上で、同氏が COOとしてルノーにとどまるよう申し出たが、タバレス氏は他社に転 出してトップの座を目指すことを決断したという。

関係者1人によれば、ダバレス氏は人事や法務の監督などを含む日 常業務の単なる決定役にとどまらず、それを上回る権限を求めていた。

バンクハウス・メツラーのアナリスト、ユルゲン・パイパー氏は、 「今回の件は、ルノーには強大な権限を持つ著名CEOがいるというを 示している」と指摘、「他の取締役が強大なCEOとうまくやっていく のは難しい」との見方を示した。

タバレス氏は今月14日掲載のブルームバーグのインタビューで、ゴ ーン氏が予見可能な将来にわたりルノーCEOとしてとどまる計画だと して、自身は米ゼネラル・モーターズ(GM)かフォード・モーターの 経営に関心があると述べていた。

GM広報担当者のグレッグ・マーティン氏は電話取材でタバレス氏 に関し、「彼はここには来ない」と言明。フォードの広報担当者ジェ イ・クーニー氏は声明で、競争上の理由によりトップ後継計画について 同社が対外的に説明することはないと表明した。

原題:Renault COO Tavares Said to Have Asked Ghosn for Expanded Role(抜粋)

--取材協力:Tim Higgins、Craig Trudell. Editors: Chad Thomas, Chris Reiter

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