NY原油:反落、シリア攻撃目前との見方後退-緩和縮小観測

ニューヨーク原油先物相場は反落。 シリア攻撃が差し迫っているとの観測が後退し、前日の2年ぶり高値か ら下げた。米経済統計が予想を上回ったことから、金融当局が刺激策を 縮小するとの見方が強まったことも、売りを誘った。

英国とフランスはシリアの化学兵器使用の疑いをめぐる国連調査団 の報告を待ってから、軍事行動の是非を決定する意向を示した。4-6 月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は速報値から上 方修正された。先週の新規失業保険申請件数は予想以上に減少した。こ れらの統計を受けて、毎月850億ドル規模の債券購入プログラムが9月 に減額されるとの見方があらためて強まった。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニアマーケッ トアナリスト、フィル・フリン氏は「差し迫った攻撃リスクによる価格 プレミアムは縮小した」と指摘。「攻撃に踏み切るタイミングを見極め ようと、市場は再調整に入った。米経済は改善しつつあり、これで9月 の緩和縮小の確率は高まった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前日 比1.30ドル(1.18%)安の1バレル=108.80ドルで終了。月間で は3.6%の値上がり。

原題:Crude Falls From Two-Year High as Syria Attack Concern Eases(抜粋)

--取材協力:Grant Smith、Ben Holland、Shobhana Chandra. Editor: Richard Stubbe

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