シリア、市民が食料品買いだめに走る-米国主導の攻撃に備え

シリアでは、米国などによる攻撃の 可能性に備え、市民がパンなど食料品の買いだめに走っている。

シリア政府はパンの買いだめは「不当行為」だと言明。国営シリ ア・アラブ通信(SANA)がアミン国内取引・消費者保護相を引用し て報じた。同相は、需要の増加に対応するため小麦粉の供給を増やす用 意が整っていると述べた。

ベイルートを拠点とするビブロス銀行の試算によれば、シリアの名 目ベースでの国内総生産は、2年余りに及ぶ内戦の影響で2010年末の 約600億ドル(約5兆9000億円)から約半減している。アサド政権派が 先週化学兵器を使用した疑惑が浮上したことを受け、米国やその同盟国 はシリアへの軍事行動に向けた準備を進めており、シリア経済は悪化が 続く見通しだ。

報復への懸念から匿名を条件に語ったシリアの市民は、人々は攻撃 に備え食料を大量に買い込んでいると述べた。

弁護士のマムード・メレイ氏によれば、あらゆる年齢層の市民が近 く始まると予想される攻撃について話をしている。同氏は29日、ダマス カスから電話で取材に答え、「シリア国民は経済的にも精神的にも疲弊 している」とし、「彼らは多くのものを犠牲にしてきた。国は30-35年 後退してしまった。加えて今回さらに攻撃を受けることになる。これは 厳しい」と続けた。

原題:Assad’s Syria Chides Bread Lines as Civilians Brace for Hit (1)(抜粋)

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