アジア・太平洋株式サマリー:香港・インド株上昇、中国株続落

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。ハンセン指数が約2週間ぶりの大幅高となっ た。好決算の発表が相次いだのに加え、米国がシリアに対し軍事行動を 起こすとの懸念で原油価格が上昇し、エネルギー関連の銘柄が買われ た。

中海油田服務(2883 HK)は3.1%高。原油相場が28日に2年ぶりの 高値を付けた。港湾運営の招商局国際(144 HK)は1-6月(上期)の 増益を受けて9.7%高。ペトロチャイナ(中国石油、857 HK)は1.8% 高、傘下の昆侖能源(135 HK)は2.6%高と、いずれも前日の下げから 持ち直した。

ハンセン指数は前日比180.13ポイント(0.8%)高の21704.78で終 了。上昇率は13日以来の大きさ。ハンセン中国企業株(H株)指数は 同0.9%高の9850.72。

IGインベストメントのポートフォリオマネジャー、ベンジャミ ン・タム氏(香港在勤)は「市場は依然として多くの材料を待ってお り、29日の上げはテクニカルな反発にすぎない」と指摘。「今後数日中 にまだ多くの決算発表が予定されている」と語った。

【中国株式市況】

中国株式相場は続落。鉱業やエネルギーに関連した銘柄を中心に下 げた。国内最大の産銅会社の江西銅業が減益決算を発表したほか、商品 価格が下落した。

江西銅業(600362 CH)は3.5%安と、5営業日ぶり反落。UOBケ イ・ヒアン・ホールディングスが同銘柄の売りを勧めた。政府による汚 職調査で幹部が辞任したペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)は続 落して0.4%安。前日までの4営業日で計22%上げていた中国東方航空 (600115 CH)は5.2%安。

一方、上海国際港務(600018 CH)は上海での自由貿易区の設置が 収益を押し上げるとの観測から9.9%高。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比4.07ポイント(0.2%)安の2097.23。上海、深圳 両証取のA株に連動するCSI300指数は0.4%安の2318.31で終了。

精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO)は「商品関連株に利 益確定の売りが出た」とした上で「他に目立った材料がないため、自由 貿易区関連が主役の状況が続いている」と指摘した。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇し、指標のS&Pセンセックス指数は1週間 ぶり大幅高となった。銀行とエネルギー銘柄がけん引した。ルピーが対 ドルで約2年ぶりの大幅上昇となったほか、原油相場が下落したことが 手掛かり。

HDFC銀行は続伸し、銀行株指数は4日ぶりに下げ止まった。前 日までの3営業日で7.5%下げていた。世界最大の製油所を所有するリ ライアンス・インダストリーズも大きく上げた。鉄鉱石生産のセサ・ゴ アが7カ月ぶり高値を付け、金属株指数は約2カ月ぶりの高水準に達し た。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前日比404.89ポイント (2.3%)高の18401.04で終了。月初来では4.9%下げている。28日のバ リュエーション(株価評価)は5年平均を9%下回っていた。

インド準備銀行(中央銀行)はこの日、ルピーの下落に歯止めをか けるため、スワップファシリティーを通じて国有の大手石油輸入企業に ドルを売却すると発表。これを受け、前日に1993年以来の大幅安となっ たルピーは反発した。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比5.25ポイント(0.1%)高 の5092.41。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比23.02ポイント(1.2%)高の1907.54。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比93.12ポイント(1.2%)高の7917.66。

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