今日の国内市況(8月29日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反発、原油高受け資源関連が上昇-円高一服や割安感も支え

東京株式相場は反発。直近の相場下落に伴う割安感や円高基調の一 服が相場を支えた。前日の原油相場の上昇を受けて、鉱業や石油・石炭 製品が東証1部33業種の上昇率上位に並んだ。ただ、緊迫するシリア情 勢など相場の不安要因も意識され、積極的な買いは手控えられた。

TOPIXの終値は前日比2.48ポイント(0.2%)高の1116.51、日 経平均株価は同121円25銭(0.9%)高の1万3459円71銭だった。

しんきんアセットマネジメント投信運用部の山下智巳主任ファンド マネジャーは、「為替やアジア市場の落ち着きが安心感につながった」 と指摘。ただ、シリア情勢や米国の金融・財政の動きなど「懸念材料が 多く、方向感を見出しにくい」と話した。

●債券は続伸、需給良好で超長期に買い-2年入札結果遅延の影響限定

債券相場は続伸。需給環境の良好さを背景に超長期債を中心に買い 優勢の展開となり、長期金利は3カ月ぶりの低水準を付けた。きょう実 施の2年債入札は順調となり、結果発表時刻が遅延した影響は限定的だ った。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比2銭高の144円31銭で取 引を開始し、午前は144円35銭前後でもみ合った。午後に入ると水準を 切り上げ、一時は144円47銭と中心限月の日中取引ベースで5月9日以 来の高値を付け、結局は12銭高の144円41銭で引けた。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、あすは 日銀の5-10年で国債買い入れオペが入るとみられる上、月末の債券指 数エクステンションが大きく、「かなり需要自体が見えている状況なの で、なかなか売り崩せない感じがある」と指摘。20年など超長期債も強

●ドル・円は97円台後半、シリア情勢や米緩和縮小にらみ売り買い交錯

東京外国為替市場では、ドル・円相場は1ドル=97円台後半を中心 に推移した。米国による軍事介入の可能性が高まるシリア情勢や米量的 緩和縮小の行方をにらみ、売り買いが交錯する展開となった。

午後3時15分現在のドル・円は97円81銭前後。一時97円91銭と前日 の東京市場で付けた96円82銭から1円以上もドル高・円安が進んだ 後、97円45銭まで円が値を戻す場面も見られた。

楽天証券の相馬勉債券事業部長は、ドル・円相場について「シリア を攻撃するかどうかと、米連邦公開市場委員会(FOMC)による量的 緩和縮小観測という2つの大きな材料に振り回されている状況」と説明 した。

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