【M&A潮流】Xbox事業分離、可能性高まる-CEO交代

米マイクロソフトが13年前と比べ時 価総額が大きく減少したことを受け、一部の株主はスティーブ・バルマ ー最高経営責任者(CEO)の後継者により大胆な株価てこ入れ策を求 めている。家庭用ゲーム機「Xbox」事業のスピンオフ(分離・独 立)につながる可能性がある。

バルマーCEOの退任でXbox事業のスピンオフへの道が開かる かもしれない。同部門は年間売上高が70億ドル(約6800億円)と好調だ が利益率は比較的低く、同社の中核事業であるサービスやソフトウエア 部門の業績を後押ししていない。ブルームバーグの集計データによる と、任天堂の株価売上高倍率を基にした場合、Xbox事業単体の価値 は少なくとも170億ドル相当となる可能性がある。任天堂は営業赤字で あるため、Ⅹbox事業はさらに高く評価されるはずだとウェドブッシ ュは指摘する。

マイクロソフト株を含めて190億ドルを運用するハイマーク・キャ ピタル・マネジメントの運用担当者、トッド・ローウェンスタイン氏は Xbox事業について、「単体で継続できる魅力ある事業だ」と指摘。 「最高の潜在成長力を備え、単独で事業を展開できる定評も高い、最も 成熟したスピンオフ候補だ」と述べた。

バルマーCEOの後継者は株価てこ入れと成長の加速という課題を 担う。マイクロソフトの時価総額は2750億ドルで、グーグルやアップル に追い越されている。13年前のバルマー氏のCEO就任発表以来、同社 の時価総額は2800億ドル減少している。

原題:Xbox Spinoff Seen More Likely With Microsoft CEO Exit: Real M&A(抜粋)

--取材協力:Dina Bass、Sarah Frier. Editors: Sarah Rabil, Beth Williams

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE