JPモルガンの採用めぐる調査広がる-米司法省も乗り出す

米銀JPモルガン・チェースの中国 での採用慣行に関する調査がアジアにも拡大している。同行が狙う特定 の取引案件と人事を結び付ける行内の資料も見つかったと、事情に詳し い複数の関係者が明らかにした。

米証券取引委員会(SEC)に加え、米司法省もJPモルガンが業 務獲得につながるような政府当局者などを親族に持つ人物の採用を進め ていたかどうかを調査している。こうした慣行は贈収賄関連の法律に抵 触する可能性があるという。情報は非公開だとして関係者の1人が匿名 を条件に述べた。また関係者2人によれば、JPモルガンは200人余り の採用について内部調査を開始し、結果を当局にも報告している。関係 者はいずれも匿名で語った。

それによると、調査は香港で始まり現在は他のアジア諸国にも広が っており、正社員に加えてインターンも対象になっている。影響力のあ る政治家の家族や資産運用部門の顧客の親戚などの採用が調査されてい るという。ウォール街の金融機関はビジネスにつながるような親族や交 友関係を持つ人物を採用しておりそれ自体は違法ではない。

元米連邦検事でSECにも勤務したダン・ハーソン氏は、SECは 「本物の職務は存在せず、両親が重要な当局者だという理由で形式的に 採用されていた」ことを示す証拠を探すことになろうとし、「当局者が 子供の就職を頼めば企業が何らかの見返りがあると考える強い根拠にな る」と解説した。

原題:JPMorgan Bribery Probe Said to Expand as Spreadsheet Found (1)(抜粋)

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