任天堂株が一時4%安、欧米での「Wii U」を値下げを嫌気

ゲーム機世界最大手、任天堂株が 続落し、一時前日比4%安となった。欧米市場での据え置き型ゲーム機 「Wii(ウィー) U」の値下げを嫌気した。

任天堂株は1万1510円まで売られ、7月1日以来の日中安値を記録 した。午前終値は2.9%安の1万1640円。

同社は28日、米でUの販売価格を50ドル引き下げると発表。発表資 料によると、Uの販売価格は9月20日に299.99ドル(約2万9300円)に 値下げされる。携帯ゲーム機3DSのエントリーモデルにあたる「2 DS」を、10月12日に129.99ドルで発売する。

任天堂広報担当の皆川恭広氏によると、Uの値下げと2DS発売は 欧米が中心で、国内では予定していない。皆川氏は、U値下げの理由を 「超円高時代に設定した価格の再設定」と説明。2DSの投入について は、「エントリーモデルの投入により、勢いのある3DSをさらに加速 させたい」と述べた。

ソニーは11月に「プレイステーション(PS)4」、米マイクロソ フトは「Xbox One(エックスボックス・ワン)」を年末商戦向 けに発売する予定。値下げ後のUはPS4に比べて100ドル、エックス ボックス・ワンよりも200ドル安くなる。任天堂はライバルのソニーや マイクロソフトが新製品を発売し、年末商戦が激しくなる前に、先手を 打って値下げに踏み切る。

ウィーUの発売は昨年の11月。しかし4-6月期の販売台数は、今 期(2014年3月期)目標の900万台に対し、1.8%しかない16万台と低迷 した。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、Uの値下げを「ソフト を出す前に値下げし、勢いをつける戦略」と説明。岩井コスモ証券の川 崎朝映アナリストは「事業環境の厳しさを示している」と分析した。

--取材協力:藤村奈央子. Editors: 淡路毅, 平野和

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