欧州株先物とアジア株下落、原油上昇、ルピー急落-シリアで

28日の金融・商品市場では欧州株と アジア株が下落。米国がシリアに対して軍事行動を取ることへの懸念か ら、原油はこの2年余りでの最高値となり、インド・ルピーは急落して 過去最低を更新した。

ロンドン時間午前8時22分現在、ストックス欧州600指数は0.3% 安。MSCIアジア太平洋指数は1.6%安。TOPIXは1.8%安。商 品24銘柄で構成するS&P・GSCI指数は上昇し、6カ月ぶり高水準 に達した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物は一時 3%高の1バレル=112.24ドルと、日中価格として2011年5月以来の最 高を付けた。

インド・ルピーは1ドル=68ルピーを超えるルピー安・ドル高水準 となった。トルコ・リラも対ドルで少なくとも1981年以来の安値を付け た。

米金融当局の緩和策縮小見通しを背景とした新興市場からの資金流 出にシリア情勢が拍車を掛けた。ルピーを中心にアジア通貨も安く、タ イ株は弱気相場入りしている。

トライベッカ・インベストメント・パートナーズで運用に携わるシ ョーン・フェントン氏(シドニー在勤)はブルームバーグテレビジョン とのインタビューで、「市場の注目材料が成長加速という点で総じて良 好な米国のニュースからシリアも移ってしまった」と語った。アジアに とっては恐らく資本逃避がさらに大きな懸念だ」とも述べた。

フィリピン株は3.2%安となり、新興市場株の下げの中心。 MSCI新興市場株指数は0.8%安。マレーシアとインド、インドネシ ア株も下落。

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