米国株:反発、エネルギー株に買い-シリア情勢に注目

米株式相場は反発。シリア情勢に注 目が集まる中、エネルギー株に買いが入った。

シェブロンとエクソンモービルが上昇。デジタル映像録画サービス のティーボは大幅高。損益が黒字になったことが好感された。一方、採 鉱機メーカーのジョイ・グローバルは下落。新機器への需要が減少して いることを明らかにした。7月の中古住宅販売成約指数が低下したこと を背景に、パルトグループとD.R.ホートンは下げた。

S&P500種株価指数は前日比0.3%高の1634.96と、100日移動平均 近辺で終えた。前日には6月以来で初めて同移動平均を下回っていた。 ダウ工業株30種平均はこの日、48.38ドル(0.3%)上げて14824.51ド ル。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツのウォルター・トッド 最高投資責任者(CIO)は「前日の売り浴びせに対する小さな反動に すぎない」と指摘。「大きく売られた結果、一部の分野では投資の機会 が出始めていると考えられる。投資家は賢明にも、この機会を利用でき るかどうか見極めようとしている」と語った。

米英はこの日、国連安全保障理事会の承認なしにシリアへの軍事攻 撃に踏み切る用意があることを表明した。

米国は国連の承認がなくともシリアに対して「適切な」行動をとる と、国務省報道官が言明した。化学兵器を使用したとしてシリアを非難 する決議案にロシアは反対した。

「絶好の買い場」

フェデレーテッド・インベスターズのファンドマネジャー、ローレ ンス・クリアチュラ氏は電話インタビューで、「一つの材料に注目が集 まり、他の全てがそれに左右される環境下にあり、この日はそれがシリ アだった」と発言。「突然の予期せぬ紛争を嫌気した売りがその反応 だ。一時的な出来事に起因する株価の軟調は絶好の買い場になるケース がよくある」と述べた。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売成約 指数(季節調整後)は前月比1.3%低下と、今年に入って最も大きく下 げた。前月は0.4%の低下だった。ブルームバーグがまとめたエコノミ スト調査の予想中央値では7月は前月比変わらずと見込まれていた。

S&P500種の全10セクターのうち、エネルギー株(1.8%高)を筆 頭に7種が上げた。シェブロンは2.5%、エクソンは2.3%それぞれ上昇 した。

ティーボ、ジョイ・グローバル

ティーボは5.6%上昇した。第2四半期は和解関連を含む2億6890 万ドルの純利益を上げた。前年同期は2700万ドルの損失だった。

ジョイ・グローバルは4.7%下落。同社の最高経営責任者 (CEO)は顧客のキャッシュフロー縮小により、設備投資が大幅に減 り、状況はますます厳しくなっているとの見解を示した。

原題:U.S. Stocks Advance as Energy Shares Gain Amid Syria Concern(抜粋)

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