NY原油:約2年ぶり高値、対シリア攻撃観測で供給不安

ニューヨーク原油先物相場は続伸。 シリアの情勢緊迫化の影響が広がれば、中東産原油の供給が脅かされる との見方から、2011年5月以来の高値を付けた。

ロンドンで取引される北海ブレント原油は6カ月ぶり高値に上昇。 ニューヨークではガソリン先物も買われた。シリアで化学兵器が使われ たとする問題で、米仏英は軍事行動に踏み切るための調整を進めてい る。ソシエテ・ジェネラルによると、供給に障害が生じた場合にブレン ト原油は1バレル当たり150ドルに達することもあり得る。リビアは生 産量が日量20万バレルを割り込んだ可能性があるとした。2011年にカダ フィ政権に対する反政府運動が激化して以来で最低の水準となる。

マニュライフ・アセット・マネジメント(ボストン)で天然資源関 連の債券ポートフォリオを運用するマネジングディレクター、アダム・ ワイズ氏は「中東に対する不安感が今の市場に反映されている」と指 摘。「中東で、特にシリアとイランで緊張が高まれば、原油価格は上昇 すると考えられる。情勢の展開次第で価格が上振れすることはこの先多 いだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前日 比1.09ドル(1.00%)高の1バレル=110.10ドルで終了。終値として は2011年5月3日以来の高値。年初からは20%値上がりしている。

原題:WTI Crude Surges to Two-Year High as Syrian Tension Escalates(抜粋)

--取材協力:Grant Smith、Lananh Nguyen. Editor: Richard Stubbe

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