米英:国連承認なくても対シリア軍事行動の用意-正当性主張

米英両国は28日、国連安全保障理事 会の承認が得られない場合もシリアに対して軍事行動をとる用意がある と表明した。

ロシアは、英国が提案したシリアの民間人保護のための行動を認め る国連決議案に反対した。これを受けて米国務省のハーフ報道官は、米 国は国連の承認がなくてもシリアに対して「適切な」行動をとると言 明。「ロシアが引き続き行動を阻止しているという事実を、シリア政府 は盾にすべきではない」と記者団に語った。

ヘイグ英外相はロンドンで記者団に対し、「国連が一致できれば最 善だが、過去見られたようにロシアと中国の拒否権が予想される以上そ の可能性は低い」と述べた上で、「しかし、われわれはそれに努めなけ ればならない。国連で合意できなくても、化学兵器に対する責任を英国 や他の国が依然負っていることは明らかだ」と語った。

米国と北大西洋条約機構(NATO)同盟国は、行動計画を前進さ せ、シリア政府が民間人に化学兵器を使用した証拠を集めるのと並行し て、シリアへの軍事行動の正当性を主張し始めている。

NATOのラスムセン事務総長は28日、ブリュッセルでの同盟国と の会合後に、「さまざまなソース」からの情報はシリア政府が21日の化 学兵器使用に関与していたことを示していると指摘。化学兵器の使用に よりダマスカス郊外では最大1300人が死亡したとされる。事務総長は 「われわれは化学兵器の使用を国際社会の平和と安全保障への脅威と見 なす」と集団的軍事行動の根拠となる文言を用いた。

米当局者が匿名で明らかにしたところによると、オバマ米大統領と 同盟国首脳らは現在、シリアへの軍事行動の目的を明確にするための作 業を行っており、軍事行動が始まった場合は1日だけにはとどまらない 見込みだ。

原題:Syria Strike Plans Advance as Allies Build Support for Action(抜粋)

--取材協力:Thomas Mulier、Simeon Bennett. Editor: John Walcott

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