イタリア債が反発、連立崩壊を回避との楽観で-英独債は下落

28日の欧州債市場ではイタリア10年 債が4営業日ぶりに上昇した。ベルルスコーニ元首相の盟友であるレナ ート・ブルネッタ氏の発言で、連立政権の崩壊を回避できるとの楽観が 高まった。

イタリア10年債利回りは6週間ぶりの高水準から低下した。元首相 率いる自由国民の幹部、ブルネット氏が同国で不評の不動産税の一部は 撤廃されると発言したため、自由国民が連立を離脱するとの懸念が和ら いだ。一方、ドイツ国債は米国債とともに下げた。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の欧州金利戦略責任者、 ルカ・イェリネック氏はイタリア国債相場について、「ベルルスコーニ 陣営と与党が何らかの合意に至ることを示唆する発言内容だったので、 安心感で反発したようだ」と述べた上で、「政治的不安を和らげる可能 性はあるものの、取り除かれてはいない」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、イタリア10年債利回りは前日比4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.41%。一時は4.48% と、7月18日以来の高水準に達した。同国債(表面利率4.5%、2023年 5月償還)価格はこの日、0.32上げ101.055となった。

ドイツ10年債利回りは3bp上昇し1.88%。前日までの2営業日で 9bp下げていた。

英国債相場は下落。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総 裁が就任後初めて政策について講演。この中で、リスク加重資産の7% に相当する資本を保持する英銀を対象に、国債など売却が容易で利回り が比較的低い証券の保有規模縮小を認めると述べたことが手掛かり。

英2年債利回りは前日比4bp上昇の0.46%。同国債(表面利 率4.75%、2015年償還)価格は0.085下げ108.64。この日から指標とな った10年債(表面利率2.25%、2023年9月償還)の利回りは3bp上 げ2.81%。

原題:Italian Bonds Rise as Tax-Deal Comments Calm Political Tension(抜粋) Pound Advances From 3-Week Low Versus Euro as Carney Sees Growth (抜粋)

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