三井住友FG、オリックスがAIG航空機リース資産の買収検討

三井住友フィナンシャルグループ、 オリックスなど日本の金融機関が、米保険アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)傘下の航空機リース部門の一部資産の買収を 検討している。複数の関係者の話で明らかになった。

インターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)が保有す る約1000機分の航空機リース事業のうち、三井住友FGは10億ドル程度 で約300機分の買収に興味を示している。また、オリックスは他の投資 家と共同で約100機分の獲得の可能性を探っている。2社ともAIG側 との正式交渉には至っていないもようだ。

日本の金融機関は、新興国の経済成長に伴う航空旅客輸送量の増加 を好機と捉え、世界で航空機リース事業の拡大を進めている。三井住友 FGは昨年、住友商事などと共同で英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループの航空機リース部門を買収。1991年に同事業に本 格参入したオリックスは現在、約170機で運営している。

AIGは12年12月にILFCの大半の株式を中国の投資家グループ に売却することで合意したと発表していた。しかし、この投資家グルー プは買収完了期限を3回にわたり延期するなど、交渉は難航している。 同グループはAIGに対して約42億ドルでの買収を提案していた。

関係者によれば、ILFCの資産買収に関心を持つ三井住友FGや オリックスは、AIGと中国の投資家グループとの最終的な交渉結果を 見極めた上で検討を本格化したい考え。AIGはILFCの新規株式公 開(IPO)も視野に入れている。

三井住友広報の西牧聡平氏とオリックス広報の堀井淳氏は、 ILFCの一部資産買収についてコメントを控えた。AIG香港広報担 当のカルバン・リー氏からはまだ折り返しの連絡はない。

28日の株価終値は、三井住友FGが前日比80円(1.8%)安の4365 円、オリックスが23円(1.7%)安の1340円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE