海が余剰熱の貯蔵庫に、水面上昇で沿岸地域が危機-報告草案

海が地球の余剰熱の大部分の貯蔵庫 の役割を果たし、海水面の上昇につながって沿岸地域が危機にさらされ ているとの見解が気候変動に関する国連報告の草案に盛り込まれている ことが分かった。

ブルームバーグが入手した国連報告草案の一部によると、浅水域の 温度は2010年までの40年間で10年当たりセ氏0.1度以上上昇した。世界 の海水面は1901年以降、平均で約19センチメートル上昇し、メキシコ湾 流などの海流の速度が今後数十年間で遅くなる可能性が「非常に高い」 とみられている。

国連報告は2200ページからなり、国連が2015年までに気候変動対策 で合意をまとめるためのたたき台となる。ブルームバーグは、同報告作 成の関係者から草案を入手した。国連はコメントを控えている。

報告草案は「地球が吸収する熱は宇宙に放出する量を上回ってい る。この余剰分のほぼ全てが海洋に入り、そこに貯蔵される。気候に関 連する海洋特性の変化は過去40年間、温度、塩分濃度、水面、炭素、p H(水素イオン濃度指数)、酸素を含むあらゆる面で観測されている」 と述べている。

原題:Oceans Become Storage for Earth’s Excess Heat in Leaked UN Study(抜粋)

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