【個別銘柄】景気敏感売り、インド懸念でスズキも、GSユアサは上昇

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

景気敏感株:野村ホールディングス(8604)が前日比3.5%安の693 円、トヨタ自動車(7203)が2.3%安の6020円、JFEホールディング ス(5411)が2.2%安の2161円、三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)が2%安の584円など。米国などによるシリアへの軍事介入に 対する懸念が高まる中、リスク回避の動きが広がった。為替市場で円高 基調が続いたことも、輸出関連株などにとっては重しとなった。

スズキ(7269):午後に下げを広げ、5.4%安の2059円で終えた。 日本時間午後0時半に取引を開始した印子会社マルチ・スズキの株価は 大幅続落し、約1年ぶりの日中安値を更新した。マルチ社のR・C・バ ルガバ会長は販売減速と成長の弱さを理由に、グジャラートでの新工場 の建設計画を先送りすることを明らかにした。マルチ社は今年同工場の 建設を開始する計画だった。

イオン(8267):3.8%安の1330円。同社が27日に発表した7月の 営業概況によると、総合小売(GMS)事業が中核のイオンリテールの既 存店売上高は前年同月比3.3%減。食品は堅調だったが、衣料、住居余 暇関連商品が天候不順の影響を受け振るわなかった。3-7月の既存店 売上高は前年同期比0.6%増。

テンプホールディングス(2181):14%安の2145円。公募増資や新 株予約権付社債(CB)などで約324億円を調達する、と27日に発表し た。調達資金は4月にインテリジェンスホールディングスを買収した際 の借入金返済に充当する。潜在株式による希薄化は増資などで12.2%、 CB発行で6.9%。潜在的な株式需給の悪化などを警戒する売りが膨ら んだ。

日本特殊陶業(5334):3.9%安の1895円。クレディ・スイス証券 が27日付のリポートで、円安効果が発現済みで、当面はカタリスト不足 と指摘。セクター内の相対感から、投資判断「アンダーパフォーム」、 目標株価1850円を継続した。

パイオニア(6773):3%安の163円。みずほ証券が27日付で、投 資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を280円から170円に引き下 げた。新興国通貨安やドル高によるコスト増、ホームエレクトロニクス 事業の苦戦などから、利益の回復水準は低位にとどまると指摘。2014年 3月期の営業利益予想を160億円から75億円(会社計画100億円)、来期 を190億円から105億円にそれぞれ減額した。

ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674):6%高の481円。シ ティグループ証券が投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価 を440円から520円に引き上げた。自動車用バッテリーの中核銘柄に位置 付ける、と27日付の英文リポートに記述。同市場の新たな拡大やリチウ ムイオン電池の損失縮小で、15年3月期と再来期は最高益になると予想 した。

石川製作所(6208):7.3%高の133円。シリア情勢が緊迫している ことを受け、代表的な防衛関連株との位置付けから、石川製に需要増の 思惑などによる買いが集まった。同社は、防衛機械の製造販売を手掛け る。

内田洋行(8057):5.1%高の269円。13年7月期の連結営業損益は 9億円の黒字(前の期は2億2800万円の赤字)と、従来計画の4億円を 上回ったもよう、と27日に発表した。子会社での大企業向けライセンス 販売が好調だったほか、企業年金基金運用が改善したことに伴う退職給 付費用の減少も寄与した。

富士製薬工業(4554):2.6%安の1670円。SMBC日興証券が27 日付で、株価上昇や在庫調整の反動一巡などを受け、投資判断を「中 立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。新目標株価1600円。

ミツミ電機(6767):2.9%高の671円。クレディ・スイス証券が27 日付で、目標株価を810円から820円に引き上げた。7-9月期にかけて はゲーム関連売上高の増加に加え、OISモジュールを含めた VCM(ボイスコイルモーター)事業の売り上げ拡大が業績をけん引す る、と指摘した。

沢井製薬(4555):0.4%高の1万2990円。9月末時点の株主を対 象に、10月1日付で1株を2株に分割する、と27日発表した。流動性の 向上や投資家層の拡大を期待した買いが先行した。また、SMBC日興 証券は27日付で、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目 標株価を1万4000円から1万6000円に引き上げた。

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